■■ 6月11日(土) ■■

 

■美旗市民大学の今年度生を募集
 名張市美旗市民センターは十七年度美旗市民大学の受講生を募っている。「まちづくり、人づくり、仲間づくり」を基本テーマに、美旗地域の歴史や文化も学ぶ。
 申し込み、問い合わせは同センター(電話・ファクス0595・65・3007)へ。締切は二十日。
 日程とテーマ、講師は次のとおり。十月の館外学習は実費が必要で、申し込みは九月に受け付ける。館外学習以外は午後一時半から。
 ▽第一回=六月二十六日「ユニバーサルデザインのまちづくり」NPOバリアフリースタジオ「同夢」代表・孫美知さん
 ▽第二回=七月二十三日「水と農村と風景と」三重大学生物資源学部助教授・木本凱夫さん
 ▽第三回=九月十日「江戸時代の初瀬街道」本居宣長記念館主任研究員・吉田悦之さん
 ▽第四回=十月二十三日「館外学習〜江戸時代にタイムスリップ〜松阪・伊勢方面」市教育委員会文化振興室主幹・門田了三さん
 ▽第五回=十二月三日「民俗学におけるどんど行事」皇學館大学文学部国文学科助教授・斎藤平さん
 ▽第六回=一月二十一日「ボランティアとは?」市社会福祉協議会ボランティアコーディネーター・藤田昌代さん
 ▽第七回=二月十八日「地域福祉の実践活動を通して」名張育成園地域支援部長・市川知恵子さん
 ▽第八回=三月十一日「男女で築く地域づくりについて」伊賀県民局生活環境室主査・竹田久夫さん

■上八町で七夕祭り
 名張市上八町恒例の七夕祭りは七月二、三両日に催される。二日は午後三時から九時、三日は同一時から八時まで。
 通りには短冊に願い事を書くコーナーを設け、ジャンケン大会、フリーマーケットのほか焼き鳥、フランクフルト、金魚すくい、輪投げの屋台も並ぶ。
 フリーマーケットの出店者を募集しており、出店料は一日千円。問い合わせは渋谷さん(電話0595・63・0626)へ。

■新しい「公」を問う
 皇學館大学社会福祉学部地域福祉文化研究所は十七年度「まなび塾」を開催している。共催は名張地区まちづくり推進協議会、後援は名張市、市教育委員会。
 大学の知的資源を地域社会に生かすための市民参加型オープンゼミで、今年度のテーマは「新しい『公』を問う」。
 四月二十六日に名張公民館で第一回を開いた。第二回は六月二十八日、第三回は九月六日、いずれも午後七時半から九時まで同公民館で。そのあと十月、十二月、来年二月にも開催の予定。
 問い合わせは同研究所(電話0595・61・3351=代表、電子メールchiken@kogakkan-u.ac.jp)へ。

■養生の講話と料理
 名張市上三谷の赤目養生所は七月二日、赤目公民館で「おいしく食べて夏バテ知らず!」をテーマにした健康講話と料理実習を催す。
 午前九時半から同所管理栄養士・永谷明子さんが夏野菜をつかったメニューを紹介。昼食のあと午後零時半から二時まで同所長・田中一さんが免疫力や夏の養生について話す。
 参加費千円、講話だけの参加は無料。調理は定員二十人。問い合わせ、申し込みは永谷さん(電話0595・61・0560)へ。

■絵画あすなろ展
 名張市薦原・錦生両公民館の絵画サークルの合同展「あすなろ展」は十六日から十九日までジャスコ名張店リバーナホールで催される。午前十時(初日は午後一時)から午後六時(最終日は四時)。出品は次のみなさん。
 秋元真奈美、石川勉、今坂美智子、上田真澄、岡竹佳子、岡部経、長船侍夢、金子雅子、神矢洋子、河野公子、小林添美、斉藤史子、杉本つるみ、田邉文男、塚本順子、中谷直美、中出平吉郎、中出道代、長谷川久美子、福中美幸、松本典子、水谷百合子、山根小夜子、雪岡源一、横山千代子


■本日の行事

 ▼運輸部会=午前十一時から名張商工会議所特別会議室で。
 名張産業振興センター本日の催し物 ▽核酸勉強会▽介護の研修会▽ノエビア▽運輸部会▽ききょう会▽問い合わせ先=管理課(電話64・5353)
【名張商工会議所/電話0595・63・0080】


●第四回ロビーコンサート
 二十四日午後零時十五分から五十分まで県伊賀庁舎一階ロビーで。「うなる魂〜津軽三味線日本のこころ」と題して本條秀聖さん (本條流直門師範、日本民謡和泉会会主)ら六人が三味線と太鼓で「涙そうそう」「津軽じょんから三段」などを演奏。入場無料。問い合わせは同局生活環境森林部生活環境室生活労働グループ(電話0595・24・8137)へ。

●野村生涯教育講座

 十九日午前十時から午後三時まで名張産業振興センター・アスピア会議室Dで。午前は講義、午後は全体討議。テーマは「野村佳子生涯教育論第二章 野村生涯教育の構想」。講師は野村生涯教育センター講師。参加費は年間八千円。読書会は二十三日午前十時から午後三時まで名張市総合福祉センター一〇一号室で。テキストは年刊誌「生涯教育」三号。問い合わせは同センター本部(電話03・3320・1861)、三重連絡所(貞包紀子さん、電話0595・68・1493)へ。

●古ぎれ展
 二十四日から二十六日まで名張市中町の伊賀まちかど博物館・はなびし庵(すみた酒店内、電話0595・63・0032)で。ちりめん、大島、藍、かすり、しぼりなどの古ぎれと、絵柄の羽織裏、戦前の着物と帯などを奈良・田原本町の大和土倉屋が出展。午前十時から午後六時(最終日は五時)まで。

 

 ■■ 6月14日(火) ■■

 

■南山城村で国際音楽祭
 京都府最南端に位置する相楽郡南山城村の同村文化会館やまなみホールで七月三十、三十一両日、第十三回「木津川やまなみ国際音楽祭」が催される。
 大型新人としてヨーロッパで脚光を浴びつつあるフランスのフルート奏者マーガリー・モニエさん、韓国を代表するクラリネット奏者で国立芸術大学教授として後進の指導にあたる呉光浩さんをゲストに招き、国内からも各種コンクール入賞者など活躍中の演奏家が出演、ステージをくりひろげる。
 三十日は午後六時半から「オープニングコンサート〜室内楽への誘い」でJ・S・バッハ「ブランデンブルグ協奏曲第五番」ほかを演奏。三十一日は午後一時半から「名曲の嵐〜若い名手たちによるジョイントリサイタル」でモーツァルト「ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲」など、午後六時半から「オーケストラコンサート」でベートーヴェン「交響曲第二番」ほかを披露する。
 入場料は一般三千円、高校生以下二千円。三公演通し券は一般七千円、高校生以下五千円。問い合わせは同村教育委員会・やまなみホール(電話07439・3・0580)へ。
 二十九日午後五時半からは、昨年にひきつづいて音楽祭出演者による音楽体験講習会が催され、希望者にフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、トランペットなどの指導が行われる。定員は各パート先着五人。受講料五千円。

■名張・蔵持水彩画教室展
 名張・蔵持両公民館の水彩画教室が合同で開く第九回水彩画作品展は七月一日から三日までジャスコ名張店三階リバーナホールで催される。午前十時から午後六時(最終日は五時)まで。
 出品者は次のみなさん。
 ▼名張公民館¢蝟k恵子、大崎富美子、久保昭年、清水武夫、高原光彦、高原由紀子、徳島三樹夫、中島和子、安場憲一、山中茂男、副島敏弘、石本公子、藤森幸恵、諏訪次郎、坂元万千子、金子敏喜、藤原淑隆、三田村等司、岩田登志子、岡崎裕子、山村澄子、初川勝、副島純雄、瀧川昌英
 ▼蔵持公民館℃R崎ソヨ子、淵之上陽子、中尾範子、坂上真佐子、徳島三樹夫、高谷博、高谷亜佐男、郡司栄子、本岡民子、稲森三明、松生洋子、板東和子、小野田績美、辻千賀子、内仲輝雄、石川勉


■名張産業振興センター本日の催し物

 ▽社会保険相談会場▽オリエンタルダンスクラブ▽アンチエイジングcom HERBALIFE▽暴力対策協議会名張支部▽三重県労働局就職支援セミナー▽青年部役員会▽(株)クリスタルプロトラッド面接会▽問い合わせ先=管理課(電話64・5353)
【名張商工会議所/電話63・0080】


●郷土史講話
 名張市松崎町、ギャラリー楽(電話・ファクス0595・63・2212)で十六日から十八日まで。森本弘一さんが「観阿弥・世阿弥」と題して話す。両日とも午後一時半から四時半まで。無料。

●河上千鶴・河上襄展
 十一日から二十六日まで伊賀市槇山のアート&クラフト・ギャラリー30(電話・ファクス0595・42・1260)で。桐ヶ丘に住む河上千鶴さんがプラスチックボディのアクリル作品、襄さんが水彩画を中心に出展する。土・日曜は作家来廊。午前十一時から午後五時まで。月・火曜休廊。

●県上野森林公園 
 七月三日午前十時から正午まで「笹の葉さらさら楽しい七夕」を催す。竹林から竹を切り出し、七夕飾りをつくる。定員三十人。申し込みは二十四日までに電子メール、ファクス、往復はがきで、住所、名前、年齢、電話・ファクス番号、参加希望行事名を明記して同公園(〒518]0817、伊賀市下友生字松ヶ谷一、電話0595・22・2150、ファクス0595・22・2151、電子メールmuenofp@e-net.or.jp)へ。

 

 ■■ 6月17日(金) ■■

 


■特産品開発における売れる商品づくりへの道セミナーおよび三重の食パワーアップ100事業説明会のご案内
 三重県では食品関連事業者の皆様に商品改善のヒントとしていただけるよう、売れる商品づくりに関するセミナーを開催します。
 また、本年度から来年度にかけて、意欲ある食品関連事業者にご参加いただき、食べものの商品改善を支援する「三重の食パワーアップ100事業」を実施します。この事業では、商品改善のための専門家アドバイスや、食イベントでのPR、販売事業者との交流会などを実施予定です。
 つきましては下記のとおり説明会を開催いたしますので、ご参加たまわりますようお願いいたします。
 ▽名称=特産品開発における売れる商品づくりへの道
 ▽開催日=七月四日(月)午後二時〜四時半(午後一時半開場)
 ▽開催場所=伊賀県民局七階大会議室
 ▽内容=セミナー講演「特産品開発における売れる商品づくりへの道」濱田晴子氏(有限会社M&D研究所代表取締役)、「三重の食パワーアップ100事業説明」三重県担当者
 ▽問い合わせ・申し込み先=三重県農水商工部マーケティング室(電話059・224・2391)
 ▽申し込み期限=六月三十日(木)
 本日の行事
 ▼記帳継続指導
 名張産業振興センター本日の催し物
 ▽実用書道教室▽平成十七年度丸栄グループ安全大会▽鎌倉彫▽アクサ生命保険▽ききょう会▽泉ホームパーティズ▽名張市観光協会理事会▽問い合わせ先=管理課(電話64・5353)
【名張商工会議所/電話0595・63・0080】

 

 ■■ 6月18日(土) ■■

 

■市民公益活動実践事業でNPOと里山の講座開設
NPO赤目の里山を育てる会
 特定非営利活動法人・赤目の里山を育てる会(吉森加大会長)は、名張市の市民公益活動実践事業として「すぐに役立つNPO初級講座」と「里山総合講座」を開催する。
 ■すぐに役立つNPO初級講座
 市民活動の裾野を広げ、ボランティアやNPOに関心のある市民が積極的に参加できる環境を整備するため、これまでの経験と実績に基づいて初級講座を開講し、NPOの基本概念、組織、資金づくりなどを指導する。
 日程とテーマ、講師は次のとおり。いずれも午後七時から九時まで、市総合福祉センターふれあいで。定員五十人。
 ▽七月五日=「NPOとボランティアが切り開く未来」伊賀県民局生活環境森林部・竹田久夫さん
 ▽七月十二日=「使命を果たす組織と運営」NPO法人市民ネット代表・阿部圭宏さん
 ▽九月六日=「人・金・物とNPO」日本ナショナル・トラスト協会理事・伊井野雄二さん
 ▽九月二十四日=「NPOの社会的役割と社会開発」日本福祉大学経済学部助教授・雨森孝悦さん
 ■里山総合講座
 五年前から赤目の里山(約二百ヘクタール)で開いている里山総合講座をより充実させ、里山の自然を体験しながら保全の実際を学ぶ場を提供する。里山リーダー養成講座、里山レディース講座の二講座があり、参加費は年間一万円、一講座単位の場合は千円。
 日程は次のとおり。
 ▼里山リーダー養成講座
 ▽五月二十九日♀J講式、ワークショップ「何を里山に求めるか」
 ▽六月十九日%ョ植物の生活の学習
 ▽七月十七日℃}打ち、間伐作業、チェーンソー習得
 ▽九月十・十一日=夏の合宿、里道作り、チェーンソーの講習、里山フェスティバルの協力
 ▽十月十六日@「道の整備、階段などの新設
 ▽十一月二十日℃講生立案による企画実施
 ▽十二月十八日=落葉樹伐採、クヌギの植樹
 ▽一月十五日=シイタケ菌打ち、間伐実技
 ▽二月十九日=県内外の里山グループ訪問
 ▽三月十一・十二日=春の合宿、薪割り、シイタケ菌打ち、ナショナルトラスト運動について、里山フェスティバルの協力
 ▽四月十六日=閉講式、受講証授与
 ▼里山レディース講座
 ▽五月二十九日♀J講式、ワークショップ「何を里山に求めるか」
 ▽六月十九日<Tサユリの小道の草刈り
 ▽七月十七日$Xの中でベンチ作り
 ▽九月十・十一日″総ロ交流と里道の保全、里山フェスティバルの協力
 ▽十月十六日℃ゥ然素材でのチップ作り
 ▽十一月二十日¥Hの里山散策
 ▽十二月十八日=天然酵母のパン作りとかご作り
 ▽一月十五日=新しいエネルギー「ペレット」作り
 ▽二月十九日=味噌・かき餅作り
 ▽三月十一・十二日=春の合宿、薪割り、シイタケ菌打ち、ナショナルトラスト運動について、里山フェスティバルの協力
 ▽四月十六日=閉講式、受講証授与
 問い合わせは同会(名張市上三谷、電話0595・64・0051、ファクス63・4314、電子メールecoakame@e-net.or.jp)へ。

■市民参加呼びかけ精神保健福祉大会
 第三十三回三家連精神保健福祉大会は二十九日午前十一時から名張市青少年センターで開かれる。三重県精神障害者家族連合会の同大会実行委員会が主催。後援は、県、名張市、伊賀市など。
 テーマは「ともに生きるまちづくりを進めるために〜今、地域は」。精神障害者の保健福祉制度やサービスの充実について考える。開会挨拶などのあと、午後一時から石神記念医学研究所精神保健福祉事業部の石神文子さんが「暮らしの中で力をつける」と題して講演する。
 休憩のあと午後二時十五分からは、クラブハウスピアステーション・ゆうメンバー水原一さんと日本音楽療法学会認定音楽療法士の山田亜希子さんによる音楽セッション「痛みを乗り越えて」。午後三時十分閉会。
 会員以外の市民参加を呼びかけている。参加費百円。事務局は地域生活支援センターひびき(美旗中村、電話0595・67・4177)。

■上八町七夕祭りでフリーマーケット
 名張市上八町恒例の七夕祭りは七月二、三両日に催される。二日は午後三時から九時、三日は同一時から八時まで。
 通りには短冊に願い事を書くコーナーを設け、ジャンケン大会、フリーマーケットのほか、焼き鳥、フランクフルト、金魚すくい、輪投げなどの屋台も並ぶ。
 フリーマーケットの出店者を募集しており、出店料は一日千円。問い合わせ、申し込みは渋谷さん(電話0595・63・0626)へ。

■時代装束の紹介も3日に着物ショー

 着物の美しさと伝統作法の心を紹介する「以心伝心 衣心伝真」は七月三日午後一時から名張市青少年センターで開かれる。萌着付作法学院二十周年、全日本和装作法名張学院五周年、同伊賀学院二周年の記念ショー。
 着物の変遷を紹介し、十二単や束帯などの時代衣装も登場。ほかに着付けの基本や作法をわかりやすく説明するコーナーも。入場料千円。
 問い合わせは名張学院の福地美子さん(電話0595・63・3251)へ。


●県上野森林公園 
 七月二日午前十時から十一時半までネイチャーウォーク「湿生植物と生き物たち」。九日は午前十時から正午まで「クモ観察会」(定員十五人)。どちらも申し込みは一日までに電子メール、ファクス、往復はがきに参加希望行事名を明記し、同公園(〒518]0817、伊賀市下友生字松ヶ谷一、電話22・2150、ファクス22・2151、電子メールmuenofp@e-net.or.jp)へ。

●パッチワークキルト展

 二十四、二十五両日、名張市瀬古口、ハートアイランド二階の「空(くう)」で。出展はキルトルームおくだ(奥田栄美子さん主宰)。午前十時から午後六時まで。


■名張産業振興センター本日の催し物
 ▽名張市人権・同和教育推進協議会総会▽ミエライスお得意様懇話会▽ききょう会▽問い合わせ先=管理課(電話0595・64・5353)
【名張商工会議所/電話0595・63・0080】

 

 ■■ 6月18日(土) 伊賀版 ■■

 

■伊賀の手づくり作家展60人が多彩な作品展示
 名張市の中心市街地活性化に取り組むグループ・名張シンクス(藤森修会長)が地域で活動するさまざまな作家の作品を展示する「伊賀の手づくり作家展」はこのほど二日間にわたって名張産業振興センター・アスピアをメイン会場に催され、約六十人の作家が出展。両日とも多くの来場者が訪れた。
 今年で七回目を迎え、市民のあいだにも定着。作品の公募はしていないが、口コミを通じて参加希望者が増え、今年は約六十人が出展。陶芸、手芸、木彫り、草木染め、絵画など多彩な作品が並んだ。
 新たな試みとして本町に第二会場を設けたほか、名張旧町地区の伊賀まちかど博物館やギャラリーとも連携、より広がりのある作品展となり、会場から会場へ移動する市民で旧町地区がにぎわった。
 アスピア会場には皇學館大学「名張の地域文化を語る会」による「老いの文化を考える」、花みつけ教室の「郷土食ふきたわら再現」などのコーナーも。旧町地域一帯を歩く「まちかど散策ツアー」も開催され、人気を集めた。

■蕉門美術ゼミで組み紐体験講座
 伊賀市の前田教育会は、地域に根ざした文化や芸術を育てることを目的に開いている「蕉門大学」の美術ゼミナールとして「丸台による組み紐体験講座」を開講する。
 初心者でも気軽にできる丸台を使用し、携帯ストラップや華結びをつくる。開講は二回で、必ず二回受講できる人が対象。
 日程は、七月十六日が基礎講座と四玉組みの実習、二十三日が八玉組みの実習。いずれも前田教育会館和室で、午後一時半から四時まで。材料代二千五百円(二回受講分)。定員は先着十五人。
 講師は日本工芸会東海支部研究会員、名張市美展審査員の中内中さん(名張市新田)。
 申し込みは電話かファクスで同教育会(電話0595・24・5511、ファクス0595・24・7878)へ。受付は午前九時から午後五時まで。月曜休館。

■男女共同参画でパートナー講座
 伊賀市は八月六日と二十日、ゆめぽりすセンターで男女共同参画連続講座「参画パートナー『楽習』講座」を催す。男女共同参画のまちづくりを市とともに推進する人材(パートナー)を育成するのが目的。
 対象は市内在住、在勤の人で、原則的に全日程を受講。定員三十人。性別は問わない。受講無料。託児を受け付ける(予約が必要)
 申し込みは住所、氏名、年齢、性別、電話番号を記入し、「参画パートナー『楽習』講座受講希望」と明記のうえ、郵送、ファクス、電子メールで伊賀市役所男女共同参画課(〒518‐8501、伊賀市上野丸之内一一六番地、電話0595・22・9632、ファクス0595・22・9649)へ。締切は六月三十日。

■生誕地碑建立50周年記念事業も顕彰と地域づくり目的に乱歩蔵びらきの会が発足
 名張出身の作家、江戸川乱歩の顕彰と乱歩を核にした地域づくりをテーマに活動する「乱歩蔵びらきの会」(的場敏訓代表)の設立総会がこのほど名張市役所で開かれ、事業計画などを決定した。
 同会は、三重県などが昨年実施した官民合同事業「生誕三六〇年芭蕉さんがゆく秘蔵のくに伊賀の蔵びらき」で、「乱歩が生きた時代展」などの事業を行った「乱歩蔵びらき委員会」が母体。活動を継続するために結成した。会員は三十四人。
 会則によれば、手がける事業は▽江戸川乱歩に関する勉強会・調査研究▽市民に乱歩を知ってもらうための各種イベント▽乱歩にかかわる他地域との交流、情報発信│など。
 今年度の事業計画として、▽乱歩生誕地碑建立五十周年記念事業(十一月五、六日、ミステリ専門劇団「劇団フーダニット」による乱歩作品の上演)▽市民が参加できる乱歩作品読書会、映画会、学習会(市内の空家、空店舗、蔵などを利用)▽乱歩ゆかりの地を探訪、交流をはかる(鳥羽、池袋など)▽乱歩に関する勉強会、調査研究▽生家跡地の再活用の提言など。
 事業スケジュールは▽六月@枢熏品読書会、乱歩ゆかりの地を探訪(鳥羽市)▽七月@枢燗ヌ書会▽八月%ッ▽九月%ッ▽十月@枢煢f画会▽十一月@枢熕カ誕地碑建立五十周年記念事業ミステリ劇上演▽十二月@枢熾ラ強会▽一月@枢燗ヌ書会▽二月@枢烽ノ関する調査研究▽三月&ス成十七年度事業総括、次年度計画策定。

『子不語の夢』が日本推理作家協会賞候補作に
「生誕三六〇年芭蕉さんがゆく秘蔵のくに伊賀の蔵びらき」事業で昨秋、「乱歩蔵びらき委員会」が発行した『子不語の夢 江戸川乱歩小酒井不木往復書簡集』(浜田雄介編、皓星社発売)が、第五十八回日本推理作家協会賞の評論その他の部門の候補作にノミネートされたが、受賞には至らなかった。
 このほど行われた選考会の結果、長編および連作短編集部門は貴志祐介『硝子のハンマー』(角川書店)と戸松淳矩『剣と薔薇の夏』(東京創元社)、評論その他の部門は日高恒太朗『不時着』(新人物往来社)、短編部門は受賞作なしと決まった。選評は「日本推理作家協会会報」七月号に発表される。
 またこれに先がけ、本格ミステリ作家クラブが主催する第五回本格ミステリ大賞の会員による公開開票式が行われ、小説と評論・研究の両部門の大賞が決定した。『子不語の夢』は評論・研究部門の候補作となっていたが、大賞の『天城一の密室犯罪学教程』(有効投票数三十三票中十六票)に三票差で及ばなかった。
『子不語の夢』は、乱歩と愛知県出身の作家、小酒井不木がやりとりした書簡百五十通あまりを収録、新進作家だった乱歩が探偵小説界で地歩を固めてゆく姿を浮き彫りにするとともに、大正末年から昭和初年にかけての探偵小説草創期の動向を伝え、第一級の資料となっている。A5判、三百五十二ページ、書簡画像を収録したCD]ROM付き。定価四千二百円(税別)。

内外で活躍中の演奏家が南山城村へ
7月に第13回「やまなみ国際音楽祭」

 京都府最南端に位置する相楽郡南山城村の同村文化会館やまなみホールで七月三十、三十一両日、第十三回「木津川やまなみ国際音楽祭」が催される。
 大型新人としてヨーロッパで脚光を浴びつつあるフランスのフルート奏者マーガリー・モニエさん、韓国を代表するクラリネット奏者で国立芸術大学教授として後進の指導にあたる呉光浩さんをゲストに招き、国内からも各種コンクール入賞者など活躍中の演奏家が出演、ステージをくりひろげる。
 三十日は午後六時半から「オープニングコンサート〜室内楽への誘い」でJ・S・バッハ「ブランデンブルグ協奏曲第五番」ほかを演奏。三十一日は午後一時半から「名曲の嵐〜若い名手たちによるジョイントリサイタル」でモーツァルト「ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲」など、午後六時半から「オーケストラコンサート」でベートーヴェン「交響曲第二番」ほかを披露する。
 入場料は一般三千円、高校生以下二千円。三公演通し券は一般七千円、高校生以下五千円。問い合わせは同村教育委員会・やまなみホール(電話07439・3・0580)へ。
 二十九日午後五時半からは、昨年にひきつづいて音楽祭出演者による音楽体験講習会が催され、希望者にフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、トランペットなどの指導が行われる。定員は各パート先着五人。受講料五千円。
 十日には、やまなみグリーネ管弦楽団の第二十回定期演奏会も。


●第四回ロビーコンサート
 二十四日午後零時十五分から五十分まで県伊賀庁舎一階ロビーで。「うなる魂〜津軽三味線日本のこころ」と題して、本條秀聖さん (本條流直門師範、日本民謡和泉会会主)ら六人が三味線と太鼓で「涙そうそう」「津軽じょんから三段」などを演奏。入場無料。問い合わせは同局生活環境森林部生活環境室生活労働グループ(電話0595・24・8137)へ。

●河上千鶴・河上襄展
 十一日から二十六日まで伊賀市槇山のアート&クラフト・ギャラリー30(電話・ファクス0595・42・1260)で。桐ヶ丘に住む河上千鶴さんがプラスチックボディのアクリル作品、襄さんが水彩画を中心に出展する。土・日曜は作家来廊。午前十一時から午後五時まで。月・火曜休廊。

●県上野森林公園 
 七月三日午前十時から正午まで「笹の葉さらさら楽しい七夕」を催す。竹林から竹を切り出し、七夕飾りをつくる。定員三十人。申し込みは二十四日までに電子メール、ファクス、往復はがきで、住所、名前、年齢、電話・ファクス番号、参加希望行事名を明記して同公園(〒518]0817、伊賀市下友生字松ヶ谷一、電話0595・22・2150、ファクス0595・22・2151、電子メールmuenofp@e-net.or.jp)へ。