■■ 10月1日(土) ■■

 

■秋の味覚をたっぷりどうぞ 青蓮寺のブドウ園にぎわう
 いよいよ十月、本格的な行楽シーズンがやってきた。「愛・地球博」の影響で伊賀地域でも観光地の不振が伝えられるが、名張市の観光スポット、青蓮寺地区のブドウ狩りは好調。好天も手伝って、昨年に比べほぼ一割増という入場者でにぎわっている。青蓮寺湖ぶどう組合(梶本正宏組合長)は「これからはマスカットベリーAがおいしい季節。青蓮寺湖の景観を楽しみながら秋の味覚を満喫してください」とPRに余念がない。
 青蓮寺のブドウ狩りは今年で三十六年目。青蓮寺ダムの誕生をきっかけに、栽培して出荷するだけだったブドウを観光客誘致に役立てようと、地元農家が組合を結成、観光ブドウ園をオープンした。いまでは県内はもちろん、関西圏や愛知県から訪れる人も多い。
 ブドウ園は約二十ヘクタール。七月のオープンから九月まではデラウェア、巨峰などの品種が人気を呼び、十月には房が大きくて濃厚な味わいのマスカットベリーAが出番を迎える。予約すれば、ブドウ狩りと同時に伊賀牛などのバーベキューも楽しむことができ、市内の家族連れにも好評。接待に利用されることも多いという。
 観光ブドウ園は十月三十一日まで。午前九時から午後五時まで営業。無休。園内食べ放題で、入園料は大人(中学生以上)千円、小人(小学生)八百円、幼児(三歳以上)五百円。十五人以上の団体はそれぞれ百円引き。
 問い合わせは同組合(電話0595・63・7000、0595・64・2500)。

栄林寺で「十三夜の演奏会」
 地域に根ざしたアイデンティティづくりを目指す市民団体「シティズンネット」は十五日、名張市本町の栄林寺で「十三夜の演奏会〜音と灯(あかり)の夕べin栄林寺」を催す。協賛は名張青年会議所、春を呼ぶ会、からくりのまち名張実行委員会。
 出演は、フルートが日向恵子、ヴィオラが角田知子、ギターが松本吉夫のみなさん。会場には路地行灯や竹行灯を設置し、地元の子供たちによる影絵、春を呼ぶ会の「松明の道││伊賀一ノ井松明講松明調進行事展」も。午後七時から九時まで。小雨決行。入場料千円。
 申し込みは、はがき、ファクス、電子メールで、住所、氏名、年齢、電話番号を記入し、同ネット事務局(〒518‐0605、名張市八幡一八九一‐四、イセジョウ内、ファクス0595・64・0531、電子メールisjou@e-net.or.jp)へ。締切は十一日。
 十五、十六両日には、新町から東町にかけての旧初瀬街道で「初瀬街道、行灯の町並みづくり」も催される。午後五時から九時三十分まで。小雨決行。
 問い合わせは宮崎さん(電話090・4087・4316)へ。
*  *
 ■お詫びと訂正 九月二十七日付「会議所だより」の「第一一一回珠算能力検定試験」要項は「第一一一回簿記検定試験」のものでした。お詫びして訂正します。【伊和ジャーナル】

行楽客でにぎわう観光ブドウ園(61番・福田園)


 ■■ 10月4日(火) ■■

 

■妖怪の姫と若い侍の「たった一度の恋」描く
劇団「座☆名張少女」が泉鏡花の「天守物語」
 劇団「座☆名張少女(ざ・なばりおとめ)」の二〇〇五年度公演「天守物語」は十六日、伊賀市阿保の青山ホールで催される。
「天守物語」は泉鏡花が大正六年に発表した戯曲。「夜叉ケ池」に並ぶ傑作とされ、美しい妖怪の世界に対比させることで人間の傲慢さを風刺しながら、妖怪と人間との「たった一度の恋」を描く。
 舞台は「白鷺城」と呼ばれる姫路城の天守。人間が登ったことのない最上層には美しい妖怪の姫君とその一族が住んでいたが、姫君が下界で行われた鷹狩りの鷹を奪い取ったため、城主から鷹を探し出すよう命じられた若い侍が天守に足を踏み入れる。姫と侍は心を通い合わせるが、下界に降りた侍は濡れ衣を着せられて追われる身となり、ふたたび姫の待つ天守を目指す……。
出演は、浅田純一郎、尾崎圭胡、神谷仁美、玄場翔子、小西薫、小西徹、管田久美、下雅井ミエ、SHOMI、辻本秀一、中山祐未、浜地幸昌、平田ゆみ、ひろみん、松本寿次、森田コウヂ、力丸てつや、LEO、山口憲一、山川美帆、よよいのみなさん。演出は森田晃次さん。
 開演は午後二時、六時半の二回(開場は三十分前)。前売りは一般千円、高校生以下八百円(当日はいずれも三百円増し)。小学生未満無料。チケットは青山ホール、ネクストワン名張店、ブックスアルデ名張本店・近鉄店で取り扱っている。
 電話・ファクス予約、問い合わせは森田さん(電話・ファクス0595・62・1373、携帯電話080・5166・8612)へ。

■写団なばり写真展
 写真愛好家グループ「写団なばり」(菊田実代表)の第六回写真展は七日から十日までジャスコ名張店三階リバーナホールで催される。午前十時から午後六時(最終日は五時)まで。
 メンバー十人が五点ずつ、計五十点を出品。四季おりおりの風景を中心に、連作や組写真が披露される。出品者は次のみなさん。
 清水春美、瀬森義和、中村満、西山和佑、東出勲、東出昭子、宮崎欽二、山本潤吉、菊田実、佐藤政宏


 ■■ 10月7日(金) ■■

 

■名張幼稚園で14日にバザー
 名張幼稚園ふたば会は十四日午前十時から正午まで、同園内でバザーを催す。
 雑貨、食器、衣類などのノミの市のほか、カントリー小物や布製品などの手づくり品、黒田地区で生産された新鮮な野菜を販売。古着や古いおもちゃなどのフリーマーケットもある。
 問い合わせは同会(電話0595・63・3280)へ。
【写真はバザー出品物の一部】

■桔梗陶香クが陶芸体験教室
 桔梗が丘陶香クラブは陶芸体験教室の参加者を募っている。成形から素焼き、絵付け、本焼きまで、作陶の全行程を経験することができる。
 開講は十一月五、六、十二、十三日、いずれも午前十時から。会場は桔梗が丘公民館工芸室。対象は一般男女で、陶芸経験の有無は問わない。会費は七百円(粘土二キロの代金を含む)。参加者はエプロンとタオルを一枚ずつ持参。
 申し込みは二十五日までに、同クラブの橋岡さん(電話0595・68・1383=午後五時以降に)へ。先着順に受け付けている。

■写団なばりの写真展が開幕
 写真愛好家グループ「写団なばり」(菊田実代表)の第六回写真展は七日から十日までジャスコ名張店三階リバーナホールで催される。午前十時から午後六時(最終日は五時)まで。
 メンバー十人が五点ずつ、計五十点を出品。四季おりおりの風景を中心に、連作や組写真が披露される。
 出品者は次のみなさん。
 清水春美、瀬森義和、中村満、西山和佑、東出勲、東出昭子、宮崎欽二、山本潤吉、菊田実、佐藤政宏

■大正琴フェス
 名張市民文化祭参加、第十三回大正琴フェスティバルは八日午後一時から桔梗が丘公民館で催される。名張文化協会後援。
 出演は、琴修会煌めき、琴伝流琴名会、大正琴音夢の会、琴伝流琴悠会のみなさん。

■名張市民文化祭が開幕
 第三十五回名張市民文化祭(主催=名張文化協会、名張市、市教育委員会)は二日催された「邦楽と舞踊」で開幕した。十二月四日まで。
 十一月二十七日には名張文化協会主催のバスツアー「名張の文化財・歴史探訪」が催される。集合は午前九時、市総合福祉会館前。夏見廃寺、黒田無動寺、勝手神社、安部田鹿高神社、上三谷秋葉神社などをめぐる。
 申し込みは十一月一日から八日の午後二時から五時まで桜ヶ丘の同協会事務局(電話0595・64・2132)で受け付ける。参加料二千円は申し込み時に納入。
 十月の文化祭日程は次のとおり。
 ▼大正琴フェスティバル¥\月八日、午後一時―、桔梗が丘公民館
 ▼第四十八回名張市美術展覧会¥\月五日―九日、午前九時―午後四時三十分、市総合福祉センターふれあい
 ▼アミアミサークル二十五周年記念作品発表会¥\月十三日、午前十時―午後三時、桔梗が丘公民館
 ▼第十二回名張の工芸展¥\月十五日―十七日、午前十時―午後六時、名張教育会館みなくる
 ▼第十一回市民川柳大会=十月十五日、午前九時―午後五時、市総合福祉センターふれあい
 ▼第三十七回観世流邦謡会大会¥\月十五日、午前九時―正午、つつじが丘公民館
 ▼市民文化オンステージ2005¥\月十六日、午前十時―午後五時九分、市青少年センター
 ▼桔梗が丘公民館まつり¥\月二十二日午前十時―午後四時、二十三日午前九時―午後三時、桔梗が丘公民館
 ▼つつじが丘公民館まつり¥\月二十二日―二十三日、午前九時―午後五時(二十三日は四時)、つつじが丘公民館
 ▼秋の山野草と小品盆栽展¥\月二十二日―二十三日、午前十時―、名張産業振興センターアスピア
 ▼大正琴のつどい¥\月二十三日、午後一時三十分―、市総合福祉センターふれあい
 ▼コーラス&アンサンブル¥\月二十三日、午後一時三十分―、市青少年センター
 ▼日本舞踊・新舞踊「夢空間」¥\月三十日、正午―午後四時、市青少年センター
 ▼国津公民館まつり¥\月三十日、午前九時―午後四時、国津ふるさと館


 ■■ 10月8日(土■■

 

■名張写友クラブの写真展にぎわう
 名張写友クラブ(福井信也会長)の第二十九回写真展はこのほど名張市元町、リバーナホールで開かれ、入場者でにぎわった=写真。
 会員二十四人は五十代から九十歳まで、写真歴十年以上のベテラン揃いで、半切サイズ二点ずつを出品。クラブの撮影旅行などで足を運んだ鳥取砂丘、余部鉄橋、熊野古道、富士見高原などの風景を独自のカメラアイでとらえた力作が展示された。
 四回目を迎えた作品のチャリティ販売も好評。協賛出品の嵯峨御流藤の会の生け花が会場に彩りを添えていた。
 出店者は次のみなさん。
 浅田猛、池田桂三、石田英二、小川和郎、川口圭一、國見弥太郎、三分一勉、清水春美、城本好正、瀬森義和、瀬森房子、竹中功、谷戸允子、遠山英男、堂道吉郎、西山和佑、東出昭子、平沢義昭、福井信也、福田和生、符阪晃、山本浩、吉田以彦、和田悟

■二胡とピアノのデュオコンサート
 伊賀地域を活動の場とする演奏家や伊賀出身演奏家の発表の場づくりに取り組む伊賀ピクニックコンサート実行委員会は十五日、伊賀市霧生、メナード青山リゾートのホテルシャンペールロビーで「中国四千年 悠久の調べ〜二胡とピアノのデュオコンサート」を催す。
 演奏は、二胡が天津音楽院を卒業し、三重大学教育学部音楽科大学院三年に在学する梁天任さん。ピアノが伊賀市の桂富佐さん。曲目は、中国民謡「太湖船」「草原情歌」「採茶撲蝶」のほか、「ちいさい秋みつけた」「花」「少年時代」など。
 午後零時三十分から一時十分まで。無料。申し込み不要。問い合わせは県伊賀県民局生活環境森林部生活環境室の同委員会事務局(電話0595・24・8137)へ。

■YMクラブが19日から絵画展
 第二十二回YMクラブ絵画展は十九日から二十三日までジャスコ新名張店三階リバーナホールで開かれる。午前十時(初日は正午)から午後五時まで。
 出品者は次のみなさん。
 杉本禮子、辻善光、信岡和恵、井戸本伊津子、木村千代子、橋本悦子、藤井嘉一、滝義一、中辻政治、菅生ユリ子、長沢郁子、梅本静香、今村佳奈子、山口陽子、松本美恵子、久保智子、中村寅造、山崎雅之、遠山忠昭(事務局、電話0595・65・3175)

■北橋松愛さんが米寿の書道展
 名張市蔵持町芝出、北橋松愛さんの「米寿記念書チャリティー展示会」が十五日から十七日まで松崎町のギャラリー楽(電話0595・63・2212)で開かれる。
 北橋さんは大正六年生まれ。本名・太郎。大阪の天王寺師範学校を卒業、名張高校、名張桔梗丘高校などで書道と英語を教え、退職後も日生第一高校に勤務。教職歴は四十六年になる。
 蔵持地区の区長と公民館長のほか、社会教育委員、文化財調査委員なども歴任。平成十年に文部大臣賞、十一年に名張市民功労賞を受賞。市美術展の審査員を務めている。
 これまでの書道作品から軸、額、屏風、色紙など三十点あまりを展示し、即売。売り上げは全額、市の社会福祉のために寄付する。午前十時から午後五時まで。
 問い合わせは山下さん(電話090・3389・4353)へ。

■新町あたご会がアサリなど販売
 名張市の新町あたご会(藤野安茂会長)は十六日、「からくりのまち名張」事業にあわせて、矢の惣商店前の駐車場で焼きマツタケ、焼きアサリ、名張饅頭、酒などの販売を行う。
 午前十時から午後三時ごろまでの予定で、商品が売り切れになれば終了。雨天決行。
 あたご樽太鼓が協賛し、午後零時半から一時、二時半から三時の二回、会場近くで演奏を披露する。

■11月の名張市民文化祭
 第三十五回名張市民文化祭の十一月の日程は次のとおり。
 ▼百合が丘市民センターフェスティバル¥\一月五日、午前十時―午後四時、百合が丘市民センター
 ▼第二十八回名張支部切手展¥\一月六日、午前九時―午後四時、桔梗が丘公民館
 ▼第八回民謡いっぱい菊まつり記念大会¥\一月六日、午前十時―、市青少年センター
 ▼第三十六回観阿弥祭¥\一月六日、午前十時―正午、観阿弥ふるさと公園
 ▼梅が丘市民センターまつり¥\一月六日、午前九時―午後四時、梅が丘市民センター
 ▼薦原公民館まつり¥\一月六日、午前九時―午後四時、薦原公民館
 ▼名張公民館まつり¥\一月十二日午前十時―午後四時、十三日午前九時―午後三時、名張公民館
 ▼錦生公民館文化祭¥\一月十三日、午前九時―午後四時、錦生公民館
 ▼洋舞フェスティバル¥\一月十三日、午後一時三十分―、市青少年センター
 ▼長瀬公民館展¥\一月十三日、午前九時―午後四時、長瀬公民館
 ▼第二十八回各流合同吟剣詩舞大会¥\一月十三日、午前九時二十分―、桔梗が丘公民館
 ▼第六十一回観世流名張松声会秋季謡曲仕舞大会¥\一月十九日、午前十時―午後四時、青蓮寺レークホテル
 ▼すずらん台秋の文化祭¥\一月十九日、午前十時―午後三時、すずらん台市民センター
 ▼錦生公民館文化祭¥\一月二十日、午前十時―午後三時、錦生公民館
 ▼蔵持公民館展(地区文化祭)¥\一月二十日、午前九時―午後四時、蔵持公民館
 ▼観世流謡曲仕舞大会¥\一月二十三日、午前十時―午後五時、名張公民館
 ▼美旗市民センター祭¥\一月二十三日、午前九時―午後四時、美旗市民センター
 ▼名張市小中学校美術展覧会¥\一月二十五日―二十八日、午前九時―午後四時三十分(二十八日は正午まで)、梅が丘小学校体育館
 ▼名張の文化財・歴史探訪¥\一月二十七日、午前九時、市勤労者福祉会館集合
 ▼赤目公民館まつり¥\一月二十七日、午前十時―午後四時、赤目公民館
 ▼箕曲文化祭¥\二月三日午前八時三十分―午後四時、四日午前十時―午後三時、箕曲小学校
 ▼第十四回書道作品展¥\一月三日―四日、午前十時―、つつじが丘公民館


●北中学校PTAバザー
 十五日午前十時から体育館で。日用品、文具、花の苗、野菜、上野農業高校農産物、玩具などを販売。とくに材木やレンガ、石など日曜大工や園芸の材料を多く揃えたという。乳幼児は入場できない。駐車場として校舎裏の中庭を利用できる。

●名張中学校バザー
 二十二日午後一時から三時まで体育館二階アリーナで。商品がなくなり次第、終了する。

●野村生涯教育講座
 二十三日午前十時から午後三時まで名張市勤労者福祉会館中会議室で。午前は講義、午後は全体討議。テーマは「野村佳子生涯教育論第四章 野村生涯教育の基礎原理 自然の秩序・法則から導き出された教育原理」。講師は野村生涯教育センター講師。参加費は年間八千円(後期四千円)。読書会は二十七日午前十時から午後三時まで名張市総合福祉センター一〇二号室で。テキストは年刊誌「生涯教育」四号。問い合わせは同センター本部(電話03・3320・1861)、三重連絡所(貞包紀子さん、電話・ファクス0595・68・1493)へ。