■■ 10月12日(水) ■■

 

■北村酒造の「酒蔵空間」で書・陶器展と手打ちそば
 名張市新町、北村酒造内に開設された「酒蔵空間」で十五、十六両日、「酒蔵あそび││書・陶器の舞う空間で手打ちそば」が催される。
 出展は、伊賀市に住むアメリカ人陶芸家のダレン・ダモンテさんと、名張市の書家・藤田透石さん。そば打ちは名張市の鈴木紀さんと山田浩司さん。
 作品の即売も行い、陶器は皿、そば猪口、小皿の三点セットで六千円、徳利と猪口の二点セットで四千円。書は展示された大作から指定された部分を切り売りするという。そばは両日とも午前十一時から午後二時まで、先着順で一日五十食を販売し、そばは七百円、そばと酒で千円。
 展示は午前十一時から午後五時、十六日は同一時まで。問い合わせは鈴木さん(電話0595・64・3420)へ。
【写真は左から鈴木さん、ダモンテさん、藤田さん】

■北星余市高教諭から横浜市教育委員に
「ヤンキー先生」の義家弘介さんが講演

 名張少年サポートふれあい隊と名張市青少年育成市民会議、市教育委員会は十一月二十六日、名張市青少年センターで「ヤンキー先生」として知られる義家弘介さんの青少年健全育成講演会を催す。県の委託を受けて実施する今年度非行防止地域ネットワーク推進事業。十月二十日に入場整理券の配付を開始する。
 義家さんは一九七一年、長野県生まれ。中学のころから不良と呼ばれるようになり、高校二年で暴力事件を起こして退学処分。親からも絶縁され、児童相談所を経由して里親に引き取られた。
 八八年、北星学園余市高等学校が全国から中退者を受け入れることを知り、同校に編入。九〇年、明治学院大学法学部に入学。オートバイ事故で死線をさまよったが、北星余市高校時代の恩師が駆けつけて手を握り、励ましつづけて奇跡的に一命を取り留めた。
 意識を取り戻した義家さんは、それまでの考え方や生き方を変えて教師になることを決意。大学卒業後、大手進学塾に就職しながら、母校である余市高校の教師になるきっかけを待ち、九九年、採用試験に合格して教師になった。
 二〇〇三年、同校の過去十年のドキュメンタリー番組「ヤンキー母校へ帰る 超不良が母校の熱血教師に!」が放映されて反響を呼び、同じ年にドラマ化されて話題を集めた。〇五年、北星余市高校を辞め、横浜市教育委員会教育委員に就任した。
 講演会は午後一時開場、一時半開演。名張少年サポートふれあい隊の活動紹介などのあと、二時から義家さんが「ヤンキー新たなる挑戦!」と題して講演する。三時半まで。
 入場無料。手話通訳がある。入場整理券は二十日から市役所三階の市教委生涯学習・青少年室と各地区公民館で配付する。問い合わせは同室(電話0595・63・7892)へ。

■16日に市民文化オンステージ
 さまざまな分野で活動する市民四十九組が舞台に立つ「市民文化オンステージ二〇〇五」は十六日、名張市青少年センターで催される。主催は市社会教育振興会、市教育委員会。
 午前九時半開場、十時開演。舞踊、民謡、大正琴、歌謡から体操、ダンスまで、多彩な発表がくりひろげられるるほか、午前十一時五十五分から十五分間、歌手・大和幸司さんのステージがある。入場無料。
 問い合わせは同センター(0595・64・3478)へ。
 出演は次のみなさん。
 ▽清三の糸▽長瀬大正琴教室▽音夢の会・白百合会▽花柳流つつじ花乃会▽名張日舞クラブ▽錦生カラオケ教室▽RMD studio▽げんきに健康表現体操の会▽名張よさこいクラブ▽名張歌謡さざんか
 ▽総合福祉センターふれあいカラオケ教室▽日本民謡田邉会▽マイルド・セブンズ▽健康体操ポップコーン▽鼓会▽竹友会おきつも▽日本民謡和泉会少年少女の部▽名張音頭保存会▽壽扇流扇真会▽神心流尚道館扇舞道扇錦会
 ▽アネモネ会▽ひばり歌謡教室▽ジュニアダンシングクラブ▽優雅健身太極拳▽西田原民謡教室▽日本民謡渓城会▽神心流尚道館吟剣詩舞道湟風会▽緑が丘舞踊クラブ▽うたフレンズ▽カサブランカ
 ▽体操&ダンスTwice▽にこにこエアロビクス▽箕曲コーラスLa‐pesca▽ボランティアグループ青葉▽カラオケクラブ華▽なばりカラオケサークル▽庄扇会▽舞踊「雪の会」▽民謡やよい会▽箏曲さらの会
 ▽日本民謡和泉会▽比奈知ききょう詩吟教室▽スラマッパギ▽Kazumi Dancing▽蔵持シェイプアップ体操▽花百合▽アクティブオリジナルサークル▽美鈴会▽鶴乃会すずらん

■加藤重高展
 名張市新田の中内工房・堤側庵ギャラリーで十二日から二十六日まで陶芸の「加藤重高展」が開かれる。
 加藤さんは一九二七年、瀬戸市生まれ。父親は加藤唐九郎さん。瀬戸窯学校を卒業し、父親について陶芸を学ぶ。日本陶磁協会賞、日本現代工芸展現代工芸賞などを受賞し、七一年以降は個展を通してのみ作品を発表。
 午前十一時から午後六時まで。十五日午後二時から三時まで加藤さんによるトーク。十九日休廊。問い合わせは同ギャラリー(電話0595・65・2081)へ。

■森の音楽会
 県上野森林公園十六日、第二回「森の音楽会」を催す。同公園のボランティア「モリメイト」が運営。
 出演は、オカリナ奏者の野上圭三さん、「花の童謡・万葉を歌う会」。会場は花のテラス横芝生広場。午後一時半開場。
 問い合わせは同公園(伊賀市下友生字松ヶ谷一、電話0595・22・2150)へ。


 ■■ 10月15日(土) ■■

 

■「まちなか昭和村」も登場 からくりのまちの秋事業
 名張市旧町地区の古い町並みを舞台にした「からくりのまち名張」の秋事業は十五、十六両日、新町、本町、鍛冶町、中町の旧初瀬街道沿いで催される。からくりのまち名張実行委員会が主催し、「あんどん迷路」「まちなか昭和村」などの催しをくりひろげる。
 ▼あんどん街道をゆく=十五、十六両日、四町の旧街道沿い約六百メートルに二百五十基のあんどんを設置し、午後五時から九時半まで点灯する。
 ▼あんどん迷路inからくりのまち名張=両日とも受付は午前十時から午後三時まで、本町の旧中村家具店で。十五基のあんどんに書かれた文字を探してクイズに答える。ゴールは新町の細川邸。
 ▼まちなか昭和村=十五、十六両日、新町から中町で。「食」「遊」「売」のテーマで「昭和」を再現する。
 ▼ほろよい屋台村=十五日午後五時から九時半まで。
 ▼十三夜の演奏会=十五日午後七時から栄林寺で。
 ▼怪人二十面相現れる=十五、十六両日。
 ▼まちなか移動販売店=十五、十六両日。
 ▼昭和の名張映像展=十五日午後一時から九時半、十六日午前十時から午後五時、旧中村家具店と細川邸で。
 ▼本町あいのり祭=十五日午後六時から九時半まで。

■北見礼子・京子さん姉妹が1位獲得
北九州&アジア全国洋舞コンクール

 福岡県北九州市の九州厚生年金会館でこのほど開かれた第八回北九州&アジア全国洋舞コンクール(同コンクール実行委員会主催、福岡県、県教育委員会など共催)で名張市つつじが丘南八番町、北見典子バレエスクールの北見礼子・京子さん姉妹がヴァリアスシニアの部で第一位に入賞、福岡県知事賞を受賞した。
 二人はスクールを主宰する北見典子さんの長女と次女。同コンクールにペアで出場するのは初めてだったが、バレエやモダンダンスではなく、踊りの多様性を重視するヴァリアス部門に参加。映画やミュージカルでおなじみの「ライオン・キング」のナンバーから「I just can't wait to be king」を選び、タップダンスやジャズダンスの要素を加えて、独特のコミカルなアレンジに仕上げた。
 海外組も含め異色の出場者揃いだったが、ピエロの衣装で登場した二人は、姉妹とあって呼吸もピッタリ。約三分のダンスに客席からは笑いも飛び出し、審査員からは「あたたかさを感じさせるダンスだった」との講評を得た。
 二人とも五歳でクラシックバレエを始め、関東や関西などで活躍。スクールでは講師も務めているが、今後はペアのダンサーとしても活動したいといい、名前は双子を意味する「ツインズ」に決めているという。

■名張高生が出演 影絵「乱歩誕生」
 名張市中町の伊賀まちかど博物館・はなびし庵(すみた酒店内、電話・ファクス0595・63・0032)で十五、十六両日、オリジナル影絵「乱歩誕生」が初演される。
 歴史影絵の第四作。声の出演は県立名張高校の生徒四人。江戸川乱歩の誕生を中心にストーリーが展開する。
 両日とも午後三時から。予約が必要で、一人三百円(茶菓代)。

■第九を歌う会が合唱経験者募集
 名張第九を歌う会(松岡寿夫代表)は十二月十八日、名張市青少年センターで催す演奏会へ向けて「第九」合唱経験者を対象にメンバーを募っている。十一、十二月の練習に参加することが条件。
 練習日程は▽十一月五日、名張公民館▽十二日、美旗市民センター▽十九日、名張公民館▽二十六日、同▽十二月十日、同▽十七日、やまなみホール(いずれも午後七時半から九時半。十二月十日のみ午後七時から九時)。会費は月二千五百円。
 申し込みは松岡代表(電話・ファクス0595・68・1777、携帯電話090・1623・2941)へ。

■上田保隆さん銀座で個展
 伊賀市霧生の洋画家、上田保隆さんは十七日から二十二日まで東京・銀座七丁目の光画廊(電話03・3572・1855)で個展「おもひの梟(ふくろう)たち」を開く。午前十一時から午後七時(最終日五時)まで。
 上田さんは一九三七年生まれ、関西学院大学美学科卒業。司馬遼太郎の小説「梟の城」に感銘を受け、伊賀を象徴するモチーフとしてフクロウを描きつづけている。二紀展会員賞など多数受賞。個展、グループ展も多く手がけている。二紀会会員、日本美術家連盟会員。

■陶芸と水彩画G30二人展
 伊賀市槇山の伊賀まちかど博物館・ギャラリー30(電話0595・42・1260)で六日から三十日まで、木村華陀さんと井手孝さんの「二人展〜伊賀から・NYから」が開かれている。
 木村さんは一九五一年、千葉県生まれ。八〇年、旧阿山町の玉滝に工房を開設し、陶芸に取り組んできた。井手さんは四七年、長崎県生まれ。八七年からニューヨークに住み、世界をスケッチ旅行しながら水彩画家として活動している。
 午前十時から午後六時(最終日四時)まで。土・日曜は井手さんが在廊(二十三日を除く)。月・火曜休廊。

■座☆名張少女「天守物語」
 劇団「座☆名張少女」の二〇〇五年度公演「天守物語」(作・泉鏡花)は十六日、伊賀市阿保の青山ホールで催される。午後二時、六時半の二回公演。前売りは一般千円、高校生以下八百円(当日はいずれも三百円増し)。問い合わせは森田さん(電話・ファクス0595・62・1373、携帯電話080・5166・8612)へ。



「からくりのまち名張」には足湯=写真上=や、かまども登場する


ピエロの衣装でダンスを披露する北見京子さん=左=と礼子さん(九州厚生年金会館で)


 ■■ 10月15日(土) 伊賀版 ■■

 

■北村酒造の「酒蔵空間」で書・陶器展と手打ちそば
 名張市新町、北村酒造内に開設された「酒蔵空間」で十五、十六両日、「酒蔵あそび││書・陶器の舞う空間で手打ちそば」が催される。
 出展は、伊賀市に住むアメリカ人陶芸家のダレン・ダモンテさんと、名張市の書家・藤田透石さん。そば打ちは名張市の鈴木紀さんと山田浩司さん。
 作品の即売も行い、陶器は皿、そば猪口、小皿の三点セットで六千円、徳利と猪口の二点セットで四千円。書は展示された大作から指定された部分を切り売りするという。そばは両日とも午前十一時から午後二時まで、先着順で一日五十食を販売し、そばは七百円、そばと酒で千円。展示は午前十一時から午後五時(十六日は一時)まで。詳細は鈴木さん(電話0595・64・3420)へ。
【写真は左から鈴木さん、ダモンテさん、藤田さん】

■11月12日のしぐれ忌まで芭蕉月間で吟行や講演会
 伊賀市は十二日の芭蕉祭から十一月十二日のしぐれ忌までを「芭蕉月間」とし、次の行事を実施する。参加者を募っている。
【みちづれ吟行】
 二十八日午前九時、大山田農村環境改善センター(平田)に集合し、白藤滝(山畑)、蓑虫庵(上野西日南町)、植木神社(平田)で吟行。選者は芭蕉翁献詠俳句選者の宮田正和、藤井充子、永井美代のみなさん。先着九十人を募集。参加費千円。昼食は各自持参。「紅花を楽しむ」にも参加する。午後四時半まで。申し込みは市教育委員会伊賀分室(電話0595・45・9116)へ。
【紅花を楽しむ】
 二十八日午後一時から大山田農村環境改善センターで。紅花ティーをはじめ、伊賀ゆかりの紅花にまつわるものを楽しむ。先着五十人を募集。参加費三百円。申し込みは市教育委員会伊賀分室へ。
【歌枕俳枕講演会】
 十一月九日午後二時から上野フレックスホテル二階オークホールで。芭蕉翁献詠俳句選者の加藤耕子さんが「俳句とHAIKU」と題して話す。聴講無料。申し込み、問い合わせは市企画振興部文化国際課(電話0595・22・9624)へ。締切りは八日。

上田保隆さん銀座で個展
 伊賀市霧生の洋画家、上田保隆さんは十七日から二十二日まで東京・銀座七丁目の光画廊(電話03・3572・1855)で個展「おもひの梟(ふくろう)たち」を開く。
 上田さんは一九三七年生まれ、関西学院大学美学科卒業。司馬遼太郎の小説「梟の城」に感銘を受け、伊賀を象徴するモチーフとしてフクロウを描きつづけている。二紀展会員賞など多数受賞。個展、グループ展も多く手がけている。二紀会会員、日本美術家連盟会員。
 午前十一時から午後七時(最終日五時)まで。オープニングパーティは十七日午後五時半から。

陶芸と水彩画G30で二人展
 伊賀市槇山の伊賀まちかど博物館・ギャラリー30(電話0595・42・1260)で六日から三十日まで、木村華陀さんと井手孝さんの「二人展〜伊賀から・NYから」が開かれる。
 木村さんは一九五一年、千葉県生まれ。八〇年、旧阿山町の玉滝に工房を開設し、陶芸に取り組んできた。井手さんは四七年、長崎県生まれ。八七年からニューヨークに住み、世界をスケッチ旅行しながら水彩画家として活動している。
 午前十時から午後六時(最終日四時)まで。土・日曜は井手さんが在廊(二十三日を除く)。月・火曜休廊。

■堤側庵では加藤重高さん
 名張市新田の中内工房・堤側庵ギャラリーで十二日から二十六日まで陶芸の「加藤重高展」が開かれている。
 加藤さんは一九二七年、瀬戸市生まれ。父親は加藤唐九郎さん。瀬戸窯学校を卒業し、父親について陶芸を学ぶ。日本陶磁協会賞、日本現代工芸展現代工芸賞などを受賞し、七一年以降は個展を通してのみ作品を発表。
 午前十一時から午後六時まで。十五日午後二時から三時まで加藤さんによるトーク。十九日休廊。問い合わせは同ギャラリー(電話0595・65・2081)へ。

県森林公園で森の音楽会
 県上野森林公園は十六日、第二回「森の音楽会」を催す。同公園のボランティア「モリメイト」が運営。
 出演は、オカリナ奏者の野上圭三さん、「花の童謡・万葉を歌う会」。会場は花のテラス横芝生広場。午後一時半開場。
 問い合わせは同公園(伊賀市下友生字松ヶ谷一、電話0595・22・2150)へ。