■■ 12月17日(土) ■■

 

■ロビーコンサートでクリスマス
伊賀県民センターのロビーコンサート「クリスマス☆ラビリンス」は21日、県伊賀庁舎1階ロビーで開かれる。会場には伊賀の花を使用したクリスマスの飾りつけが行われる。86回目。午後零時15分から50分まで。
出演は、ピアノ、フルート、アルパ(南米のハープ)の3人の奏者によって今年9月、伊賀で生まれたグループ「ラビリンス」=写真。アルパは宮下真由美さん(津市在住)、フルートは宮本裕紀子さん(伊賀市出身、在住)、ピアノは澤しのぶさん(同)。
演奏曲目は「オーバー・ザ・レインボー」「コーヒー・ルンバ」「涙そうそう」ほか。
入場無料。申し込み不要。問い合わせは同センター県民防災室生活課(電話0595・24・8137、担当=中山さん)へ。
伊賀の物産などを紹介する「伊賀のとっておき」では、クリスマスから正月にかけての寄せ植えのポイントについて、伊賀花卉園芸振興会が実演を交えて紹介する。正午から15分間。

■復興へ勇気と感動与える曲も・あす21回目の「第九」の大合唱
名張第九を歌う会(松岡寿夫代表)の第21回市民コンサート「第九」は18日、名張市のアドバンスコープADSホールで催される。
第一部ではシベリウスの交響詩「フィンランディア」を合唱。フィンランド民衆による帝政ロシアからの独立運動を描いたことで知られる作品で、東日本大震災から復興する日本人に勇気と感動を与えてくれる曲として初めてとりあげる。
第二部はベートーヴェンの「交響曲第九番二短調」。演奏の前に「歓喜の歌」を観客に歌唱指導し、本番では100人の合唱団とあわせて700人の大合唱をくりひろげる。
オーケストラは11年ぶりに大阪市民管弦楽団を迎え、指揮は朝倉洋さん。
午後1時30分開場、2時開演。前売り入場料は1,000円(当日1,200円)、高校生以下は無料。問い合わせは中野一宏さん(電話0595・63・4783)へ。


●伊賀の手づくり作家展2011初冬verハートアイランドフェスタ 17、18両日、名張市瀬古口のハートアイランドで。伊賀を代表する作家や新しい分野に挑む作家など10人あまりが出展し、実演・体験教室などもある。ハートアイランドのレストランは特別メニューを用意。出展は角谷英明(青白磁)、北橋太郎(書道)、川瀬洋二(切絵)のみなさんほか。問い合わせは山下さん(電話090・3389・4353)へ。
●手づくり体験 無農薬・有機肥料栽培の生産者グループ・伊賀有機農産(伊賀市白樫、松井佳昭代表)が名張市蔵持町原出、名張蔵持簡易郵便局斜め前の直売所「ゆうきげんきや」で催す。19日はクリスマスリース、26日はしめ縄と門松をつくる。いずれも午前10時から午後1時まで。参加費は各回300円だが、直売所で500円以上買い上げれば無料。直売所は毎週月曜の午前9時から正午まで開き、冬野菜を販売。キャベツ、白菜、レタスなどが一般の野菜と変わらない格安価格で並ぶ。問い合わせは和田さん(電話0595・63・7385、080・2611・1849)へ。


名張商工会議所女性会エアロビクスのご案内
▽日時=毎週土曜日(第5土曜除く)午後7時30分〜8時30分
▽場所=名張産業振興センターアスピア(12月17日は都合によりスポーツマツヤマの2階で開催します)
▽講師=松山比香里先生、芝田記代先生
▽参加費=500円/1回・1人
▽服装=自由(動きやすい服装、靴でお越しください)
▽持ち物=タオル、飲み物等
【名張商工会議所/電話63・0080】

 ■■ 12月17日(土)伊賀版 ■■

 

■ロビーコンサートでクリスマス
伊賀県民センターのロビーコンサート「クリスマス☆ラビリンス」は21日、県伊賀庁舎1階ロビーで開かれる。会場には伊賀の花を使用したクリスマスの飾りつけが行われる。86回目。午後零時15分から50分まで。
出演は、ピアノ、フルート、アルパ(南米のハープ)の3人の奏者によって今年9月、伊賀で生まれたグループ「ラビリンス」=写真。アルパは宮下真由美さん(津市在住)、フルートは宮本裕紀子さん(伊賀市出身、在住)、ピアノは澤しのぶさん(同)。
演奏曲目は「オーバー・ザ・レインボー」「コーヒー・ルンバ」「涙そうそう」ほか。
入場無料。申し込み不要。問い合わせは同センター県民防災室生活課(電話0595・24・8137、担当=中山さん)へ。
伊賀の物産などを紹介する「伊賀のとっておき」では、クリスマスから正月にかけての寄せ植えのポイントについて、伊賀花卉園芸振興会が実演を交えて紹介する。正午から15分間。

■投稿 彼との出会いは神の摂理だったのか
伊賀市上野玄蕃町 南出寛三 
昨年の9月、近鉄電車で大阪へ出る時、ふと隣に座った男の人があった。彼の読んでいたのは高校生の英語の本だった。私は「おや、70の手習いですか」と話しかけて二人の会話が始まった。
彼の父は昔、中国の大連で中国人相手に日本語の教師をしていたのだが、敗色濃厚になった時、家族を伴って帰国の船に乗った。
先の船は機雷にやられ、そのあとの船は爆撃に遭って対馬海峡に沈んだが、彼らは無事に博多に着いた。そして住まいを転々とし、父母も亡くなり、彼は名古屋に来て安い住まいを得て、60歳の頃から生活保護を受けて76歳になっているという。私と同じ昭和10年生まれだった。
その後、彼から連絡があり、交流が続いていた。そこで11月19日上野で、20日名張でホームレスの支援物資を募るので手伝ってくれないかと手紙で依頼した。彼は18日から我が家に来て4泊し、上野、名張の人々に支援を訴えた。
19日は雨が終日降りつづいて、傘を差していても、足もとからズボンは濡れた。彼は律儀にも、毛布などを提供して下さる方が来ると傘を横にして、帽子までとって深々と頭を下げてお礼を言ってくれた。荷が一杯になると、私はそれを詰め込んで自宅へ持って帰り、昼前になるとまた出かけて、弁当を買って来て、二人で交替で車の中で食べた。
彼は私よりも主役として責任を果たしてくれた。この雨の一日、もし彼が居てくれなかったら、私は七時間、空腹のまま雨に濡れて立ち尽くしたであろう。彼は私のために神が遣わしてくれた天使だったと思った。
次の日、名張でも彼の助けは大きかった。何を出しても文句を言わず、うまいと言って食べてくれた。そして夜は床を並べて語り合った。彼はガンで、検査を定期的に受けているが、余命がどこまであるか判らないと漏らし、私は幼い頃に母を亡くし、末っ子の私を不憫に思った父が抱いて寝てくれたが、父の持病の喘息を遺産として受け継いで、ぜいぜいしている。
「なあ、お互い、どちらが先に天国に行くか競争しようじゃないか」と私は言った。
【今後の予定】
▼24日(土)午前8時〜午後3時=伊賀市上野茅町、北伊勢上野信用金庫みなみ支店前
▼25日(日)午前8時〜午後3時=名張市木屋町、イオン駐車場外側・出光石油の向かい木屋町公園
*どうぞ温かいご支援をお願いします。