■■ 5月14日(土) ■■

 

■男声の魅力を追求して10年・桔梗グリークラブが演奏会
名張市桔梗が丘公民館を拠点に活動する男声合唱団、桔梗グリークラブ(奥田宏団長)は六月十二日、アドバンスコープADSホールで十周年記念定期演奏会を催す。これまでの演奏会は同公民館が会場だったが、節目の年を記念して本格的なホールの舞台に立つことになり、四十代から八十代まで十八人の団員が熱心な練習を重ねている。
同クラブは二〇〇六年六月、公民館の主催講座としてスタート。女声合唱の団員だった公民館スタッフがあまり例のない男声合唱の講座を企画し、団員を募ったところ市内外から約三十人が集まった。平均年齢は七十歳前後で、合唱経験のない人が大半だったという。
おきつも女声合唱団を指導する声楽家、藤原保信さんを講師に迎え、一一年四月には自主サークルに移行。結成の年からクリスマスコンサートを開いていたが、現在は六月に定期演奏会を開催。おきつも女声合唱団のステージにも欠かさず客演し、男声ならではの重厚なハーモニーを響かせている。内外の名歌やクラシック、民謡など、レパートリーは百五十曲を数える。
会長の奥田さんは、団員中最高齢の八十七歳。「ただ楽しむだけでなく、藤原先生の信念や理論を自分たちのものにして合唱を追求してきました。歌が生き甲斐になって、毎日が充実しています」といい、藤原さんは「十年で格段にレベルが高くなり、団結力も強くなりました。会員数や年齢、体力など厳しい面もありますが、気持ちをひとつにしてステージに臨みます。男声合唱の魅力である声の厚みをたっぷり楽しんでいただければ」と話している。
演奏会では、男声合唱の醍醐味を伝える組曲「月光とピエロ」、シューベルトの「冬の旅」から「おやすみ」「菩提樹」、世界の名曲「ローレライ」や日本の名歌「からたちの花」などのほか、「ハレルヤコーラス」「アニーローリー」と多彩なプログラムが披露される。おきつも女声合唱団が客演。指揮は藤原さん、ピアノは上野あゆみさん。
午後一時開場、一時三十分開演。入場料は一般千円、中学・高校生五百円。後援は市、市教育委員会、桔梗が丘自治連合協議会。
問い合わせは奥田さん(電話0595・65・7197)へ。
【写真は練習に励む桔梗グリークラブ=桔梗が丘公民館で】

■東山墓園申し込み 26日に受付開始
名張市は下比奈知にある東山墓園の今年度第一回使用申し込みを受け付ける。
募集は四十八区画(予定)で、▽三平方b=十一区画(永代使用料など五十一万円、角地は五十四万六千円)▽四平方b=二十九区画(同六十八万円、角地は七十二万八千円)▽六平方b=八区画(同百二万円、角地は百九万二千円)。
申し込めるのは、@今年二月二十七日以前から継続して、名張市に住民登録している人A東山墓園の他の区画において、すでに使用許可を得ていない世帯の人B遺骨を所持しているか他の墓所からの改葬が必要な人で、貸し付けた墓所を来年七月三十一日までに必ず使用することが明らかな人、または今年六月三十日現在五十歳以上の人──のすべてに該当する人。
申し込みは二十六日から六月三日まで市役所四階の地域環境部環境対策室で受け付ける(土・日曜を除く)。墓所使用者募集説明会は十九日午後七時三十分から市役所一階大会議室で。
問い合わせは環境対策室(電話0595・63・7492)へ。

■光島和子ガラス展27日から堤側庵で
名張市新田の堤側庵ギャラリーで二十七日から六月一日まで「光島和子ガラス展」が開かれる。
光島和子さんは一九六八年、甲南大学社会学部を卒業し、三十年以上、ガラスを素材に制作。国内で個展を開くほか、フランス、アメリカ、イギリス、ドイツなどの作品展に出展してきた。
同ギャラリーでは二〇一三年につづき二回目の個展。ガラス、ジュエリーを中心に、現代アートの平面作品も出展され、「ガラスのさまざまな形が広くて美しい空間にのびのびと動き出すようなイメージ」の作品が披露される。
午前十一時から午後六時まで。問い合わせは同ギャラリー(電話0595・65・2081)へ。


ボランティアガイドと歩こう 五月二十三日、「新田水路」をテーマに実施。午前九時二十分、近鉄美旗駅に集合(近鉄=名張駅午前九時十三分発、桔梗が丘駅同十六分発、美旗駅同十九分着)、同三十分出発。コースは近鉄美旗駅-日時計-水路-分水塔-竜王水-新田池-水路-すずらん台口(三重交通=すずらん台口午後零時七分発、桔梗が丘駅前同十八分着)。約六キロを歩き、時間は二時間三十分程度。定員四十人。参加費二百円(保険料を含む)。申し込みは住所、氏名、生年月日、電話・ファクス番号を記入し、はがき、ファクス、電子メールで名張市観光協会(〒518‐0713 平尾三二二五‐一〇、駅前案内所=電話・ファクス0595・63・9087、アスピア事務局=電話63・9148/ファクス63・9138、電子メールinfo@kankou-nabari.jp)へ。今後は六月二十七日「比奈知ダム」、九月二十六日「桔梗が丘〜アスピア付近の伊賀線西名張駅跡(小谷古墳)」、十月二十四日「オキツモ(夏見廃寺、展望台)」、十一月二十八日「錦生(鹿高神社、兵頭の瀬)」を実施。


無料記帳相談会のご案内
名張商工会議所では、個人事業者で新しく青色申告を始める方や、青色申告をされている方で税理士の指導を受けていない方を中心に、わかりやすく毎日の記帳方法から、決算、確定申告まで相談会を開催しております。詳しくは名張商工会議所(電話63・0080、石田)までお問い合わせください。
新規会員(入会)お申し込みを!
名張商工会議所は、会員組織により運営されております。地域の総合経済団体です。新しく起業・創業された事業主様や事業の拡大を考えておられる事業主様、また、名張市内への営業拡大を予定されている事業主様は、ぜひこの機会にご入会 ください。
入会のお問い合わせ先=名張商工会議所総務管理課(電話63・0080)
名張商工会議所女性会エアロビクスのご案内
▽日時=毎週土曜日(第五土曜日は休み)午後七時三十分〜八時三十分
▽場所=名張産業振興センターアスピア
▽講師=松山比香里先生ほか
▽参加費=一人一回五百円。動きやすい服装、靴でお越しください。
▽持ち物=タオル、飲み物等。
※都合により場所の変更がある場合もありますので、名張商工会議所HP女性会バナーもしくは電話63・0080までお問い合わせください。
【名張商工会議所/電話63・0080】

 ■■ 5月14日(土)伊賀版 ■■

 
■人物画で内面を追求・大畠洋さんの回顧展
名張市美術作家協会の会長を長く務め、人物画に情熱を注ぎながら昨年、六十六歳で亡くなった洋画家、大畠洋さんの回顧展が四月二十二日から二十四日まで元町、イオン名張店のリバーナホールで催され、訪れた市民が人物画の大作などをゆっくりと鑑賞した。
大畠さんは一九四八(昭和二十三)年、石川県七尾市生まれ。金沢市立美術工芸大学を卒業し、神奈川県や奈良県で小・中学校の教員を務めたあと、九〇年に奈良県から名張市百合が丘東四番町に転入。自宅でアトリエ・アリアス絵画教室を主宰し、制作のかたわら絵画の指導にも携わった。同年、市美術作家協会に所属し、年二回の協会展で作品を披露したほか、九九年には日本人物画協会に入会した。
二〇〇七年、第三十五回日本人物画展で文部科学大臣賞を受賞。〇八年から一二年まで市美術作家協会の会長を務め、市内公民館の絵画サークルを指導するなど地域の美術振興にも貢献。一四年には日本人物画協会の理事に就任したが、昨年三月四日、奈良県内の病院で亡くなった。
自宅には約百五十点の油絵が残されたが、「このまま埋もれさせるのは忍びない。名張にこんな画家がいたということを多くの人に知ってもらいたい。そう考えて回顧展を開くことにしました」と妻の孝子さん(六一)。美術仲間や教え子らの協力も得て実行委員会を組織し、開催にこぎつけた。
出展は六号の小品から百号まで三十点。半数を占める人物画には二十代で描いた作品も混じり、ほかに人形、花、風景を題材にした作品も紹介。製作途中で彩色されないまま絶筆となった八十号の人物画も展示された。
孝子さんは「人間の生の奥深さを描きたいというのが主人の念願でした。家のなかで見慣れていた作品ばかりですが、こうして会場に展示し、距離を置いて見ることで初めて絵の迫力がわかったような気がします」と話していた。 【写真は文部科学大臣賞受賞作(左端)など大作が展示された会場=名張市元町、リバーナホールで】

■芭蕉祭献詠俳句などの募集が始まる
伊賀市で十月十二日に催される芭蕉祭の献詠俳句、献詠連句、献詠絵手紙の募集が始まった。
献詠俳句は、一般の部(季節は問わない)とテーマの部(霧にまつわる句)の二部。どちらも未発表の自作に限る。はがきの宛名面に郵便番号、住所、氏名、電話番号、通信面に希望選者名、作品二句を記入。部門ごとに十句まで投句できる。同じ句を複数の選者に投句することはできない。選者(敬称略)は、一般の部が有馬朗人、稲畑汀子、茨木和生、宇多喜代子、小澤實、鍵和田柚子、金子兜太、黒田杏子、坂口緑志、塩田薮柑子、棚山波朗、西村和子、長谷川櫂、星野椿、正木ゆう子、三村純也、宮田正和、テーマの部が片山由美子。締切は八月一日(必着)。
英語俳句の部は、季節は問わない。未発表の自作に限る。十句まで投句できる。郵便番号、住所(日本以外の場合は国名から)、氏名、電話番号、作品二句を記入。電子メールでも応募できる。選者(敬称略)は加藤耕子。締切は八月一日(必着)。
児童・生徒の部は、季節、テーマは自由。未発表の自作に限る。はがきに氏名、学校または園(所)の郵便番号、住所、電話番号、校(園、所)名、学年、作品を記入。個人で投句する場合は個人の住所、電話番号を記入。必ず二句一組で応募する。二枚(四句)まで投句できる。締切は九月五日(必着)。
献詠連句は、形式が「半歌仙」、芭蕉の句を発句とした脇起こし。未発表作品に限り、独吟は不可。所定の応募用紙(A4サイズ、コピー可)に、作品、捌きの人の郵便番号、住所、氏名、電話番号を記入。応募用紙は芭蕉翁顕彰会のホームページでダウンロードできる。一連衆三巻以内とし、捌きの人が応募。選者(敬称略)は青木秀樹、今村苗、東條士郎、西田青沙。締切は八月一日(必着)。
献詠絵手紙は画材、彩色は自由。未発表の自作に限る。十五×十a(郵便はがき大)の用紙に、郵便番号、住所、氏名、電話番号、学生は学校名と学年を記入。一人五点まで応募できる。締切は九月五日(必着)。
提出先はそれぞれ、〒518‐8770、伊賀市上野丸之内一一七番地の一三、「芭蕉翁献詠俳句」係、「芭蕉翁献詠俳句 英語俳句の部」係(電子メールeigo@basho-bp.jp.)、「芭蕉翁献詠俳句 児童・生徒の部」係、「芭蕉翁献詠連句」係、「芭蕉翁献詠絵手紙」係。
問い合わせは芭蕉翁顕彰会(電話0595・21・2219)、伊賀市文化交流課(電話0595・22・9621)へ。