■■ 8月26日(土)■■

 
■なばり旅コンテスト最優秀賞・高校生のツアー企画を商品化
名張市が学生を対象にツアーの企画を募集する「なばり旅コンテスト〜学生が人とまちをつなぐ〜」の最優秀賞が商品化され、10月8日に実施される。名づけて「なばり旅コンテスト最優秀ツアー」。奈良県の秋祭りや伊賀市の地震の守り神など歴史あるスポットを訪れ、名張のまちで和菓子の食べ歩きを楽しむ盛りだくさんな日帰りバスツアーだ。
採用されたのは、奈良県立奈良朱雀高校ビジネス企画部の企画。同コンテストは昨年10月に大阪市内の会場で説明会を行い、46人が参加。12月まで作品を募集し、今年2月に名張産業振興センターアスピアで最終審査が行われた。応募は11校の40作品で、同部の作品は2泊3日部門で最優秀作品に選ばれた。
近鉄グループの旅行会社、クラブツーリズムが同部の企画を一日だけのツアーに組み直し、商品化した。同社は「熟度が高く、オリジナリティがある」と評価しているという。同コンテストの企画が商品化されるのは3年目で初めて。
日程は、新大阪駅を午前8時、天王寺駅を同8時30分にバスで出発。奈良県宇陀郡曽爾村の門僕神社を訪問し、「曽爾の秋祭り」として知られる例祭の獅子神楽を見学。つづいて同郡御杖村の道の駅「伊勢本街道 御杖」内のレストラン「山桜」で人気メニューの「倭姫膳」を味わい、食後には部員の焙煎したコーヒーが出る。
そのあと、地震の守り神として知られる伊賀市阿保の大村神社へ。同神社ではこの日、20年に一度の式年造営の奉祝祭が営まれるという。最後は名張のまちに入り、和菓子の食べ歩きを楽しむ。一帯ではこの日、12回目を迎える隠街道市が開催される。
同部の部員2人は名張市役所で記者会見。部長を務める3年生の古澤歩帆さんは「何か月も地域を歩いて、自分たちで発見したものだけでツアーを組みました。一般の人に楽しんでもらい、また行きたいと思ってもらえたらうれしい」と話し、1年生の浅井姫樺さんは「名張の古い町並みとおいしいお菓子を堪能してもらえれば」とツアーのポイントを紹介した。2年生の上田瑛里奈さんをまじえた3人は当日、ツアーに同行し、ガイド役も務める。 ツアーは8月10日に募集を開始し、代金は1人1万800円。問い合わせ、申し込みはクラブツーリズム(電話06・6733・0090)へ。

■10月に名張能楽祭 名張子ども狂言の会が名張ユネスコ協会認定なばりのたからものに
名張子ども狂言の会が今年5月、名張ユネスコ協会から「なばりのたからもの」として認定されたことを受けた「名張能楽祭」が10月22日、名張市松崎町のアドバンスコープADSホールで催される。主催は市、市教育委員会ほか。8月22日に入場整理券の配布を始めた。
同会は平成3年に発足。長年にわたって名張の能楽振興に取り組んだ活動が評価され、認定に結びついた。
当日は、会員が狂言「蟹山伏」と連吟「三人夫」、同会を卒業した先輩たちが狂言「棒縛り」を上演。特別公演として、発足当初から同会を指導してきた茂山七五三さん、茂山宗彦さんらによる狂言「萩大名」が披露される。 午後1時30分開演。入場無料だが、入場整理券が必要。問い合わせは市教委事務局文化生涯学習室(電話0595・63・7892)へ。

■邦画4本で「なばり名画座」
東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵の邦画を上映する「なばり名画座」は9月10日、名張市松崎町のアドバンスコープADSホールで催される。同ホール、実行委員会、文化庁、同センターが主催する今年度優秀映画鑑賞推進事業。
昭和を代表する大女優の若き日の名作4本を上映する。午前9時30分開場。入場料は一本でも4本でも500円。問い合わせは同ホール(電話0595・64・3478)へ。
日程は次のとおり。
「夜の河」(午前10時〜)1956年、沢野久雄原作、吉村公三郎監督、大映。山本富士子、上原謙、小野道子ほか。 「キネマ旬報」ベストテン第二位。
シネマ・トーク・セッション「昭和・若き日の大女優たち」(午後1時〜)田中忍(三重映画フェスティバル実行委員会会長)、的場敏訓(なばり名画座実行委員会委員長) 。
「五番町夕霧楼」(午後1時30分〜)1953年、水上勉原作、田坂具隆監督、東映。佐久間良子、河原崎長一郎、木暮実千代、進藤英太郎ほか。 「キネマ旬報」ベストテン第三位。
「雪国」(午後3時55分〜)1957年、川端康成原作、豊田四郎監督、東宝。池部良、岸恵子、八千草薫、久保明ほか。第11回カンヌ国際映画祭出品。 「五瓣の椿」(午後6時15分〜)1964年、山本周五郎原作、野村芳太郎監督、松竹。岩下志麻、田村高広、伊藤雄之助、加藤嘉ほか。ブルーリボン賞主演女優賞(岩下志麻)。

■ボランティアガイドと旧町を歩く
ボランティアガイドおきつもの第4回「ボランティアガイドと歩こう」は9月25日、「旧町を歩こう」を実施する。
午前9時20分、近鉄名張駅西口の駅前観光協会前に集合し、同30分出発。コースは、駅前観光協会前〜徳蓮院〜宇流冨志禰神社〜貝増家(柳原町)〜保田家(上本町)〜岡村家(本町)〜(大和屋前の道)〜妙典寺〜西方寺〜(城下川)〜寿栄神社〜藤堂家邸〜藤堂家邸前で現地解散(正午頃)。約4キロを歩く。所要時間は約2時間30分。定員40人。参加費200円(保険料を含む)。 申し込みは、住所、氏名、生年月日、電話・ファクス番号を記入し、はがき、ファクス、電子メールで名張市観光協会(〒518‐0713 名張市平尾3225‐10、駅前案内所=電話・ファクス0595・63・9087、アスピア事務局=電話63・9148、ファクス63・9138、電子メールinfo@kankou-nabari.jp)へ。


●エアロビクス教室終了 名張商工会議所女性会のエアロビクス教室が8月26日を最後に終了する。市民の健康維持を支援する目的で平成20年6月にスタート。毎週土曜日に開催し、ワンコイン(500円)で参加できる気軽さで好評だったが、9年間の活動に終止符を打つことになった。
●ホワイトキャンバス絵画展 9月1日から3日まで名張市元町、イオン名張店3階のリバーナホールで。第13回目を迎える。出展は石原成三、井之川勝、太田正俊、大橋健作、木澤晴美、佐藤友重、竹田道子、玉置和雄、堤本美恵子、平川美知子、福喜多佳世子、増田健、松本和子のみなさん。午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。
●農園芸ジョブトレーナー養成研修会 9月16日から18日まで名張市蔵持町里、市武道交流館いきいきで。農園芸分野で障害者の就労や実習などに必要な支援を行う人材を養成する。定員10人。申し込み多数の場合は選考する。参加無料。申し込みは4日までに、市障害者人材センター(市総合福祉センターふれあい1階、〒518‐0728 丸之内79)へ郵送、ファクス、電子メール(shogai@city.nabari.mie.jp)で。問い合わせは同センター(電話0595・63・0026)へ。
●救急の日・救急医療週間講演会 9月14日午後2時から4時30分まで名張市松崎町、アドバンスコープADSホールで。大西秀人さん(三重県警察本部交通部運転免許センター長補佐)が「改正道路交通法について〜免許の返納について〜」、平尾文雄さん(信貴山病院分院上野病院長)が「ちゃんとわかれば怖くない。みんなで学ぶ『認知症』講座」と題して話す。名賀医師会主催。問い合わせは市在宅医療支援センター(名賀医師会内、電話0595・48・7840)へ。
●河川レンジャー 木津川上流河川事務所は地域住民に川への興味や関心を深めてもらうため、木津川上流域で活動する「河川レンジャー」を募集している。応募資格は木津川上流域で活動できる18歳以上の人。数人を募集。活動は川に関わる内容。期間は来年4月1日から1年間。応募は同事務所ホームページから応募書をダウンロードし、必要事項を記入して同レンジャー事務局(事務担当=近畿建設協会)へ郵送またはファクス。締切は9月29日。問い合わせは同事務所管理課(電話0595・63・1611)へ。


奈良朱雀高校の浅井姫樺さん(前列左)、古澤歩帆さん(同右)ら