■■ 8月18日(土) ■■

 
■いが再発見 No31 伊賀越えと仇討ち 昨今は…
日本3大仇(あだ)討ちの1つで、剣豪・荒木又右衛門の36人斬(き)りで知られる「伊賀越え鍵屋の辻の仇討ち」は、いまから384年前、1634年(寛永11)に伊賀市の小田(おた)町で起きた。この事件はその後、芝居、講談、映画にと取り上げられ、又右衛門は全国的な有名人となった。仇討ちの現場に建てられた「伊賀越資料館」や又右衛門の墓のある鳥取市の玄忠寺には一時、たくさんの観光客が訪れたが、最近では「仇討ち」の意味を理解できない若者も増え、観光客が大幅に減っている、という。
仇討ちの行われた場所は、いま「鍵屋の辻公園」と呼ばれ、園内にはそれを記念する石碑が建てられている。事件は寛永11年11月7日の早朝に起きた。仇討ちは岡山藩の家臣、河合又五郎が渡部数馬の弟、源太夫を殺害したのが発端。弟の仇討ちのため、数馬に助太刀を頼まれた姉婿の荒木又右衛門ら4人が、江戸へ逃げる又五郎や加勢の伯父、甚左衛門ら総勢11人を奇襲した。仇討ちは成功、又五郎ら4人を殺したが、味方も1人失ってしまった。だから実際の事件で死んだのは合わせて5人というのが事実らしい。それが後世になると、だんだん人数がふくらみ、最後に荒木又右衛門36人斬りになっていくのである。
公園の奥にある「伊賀越資料館」を訪ねる。入ったところに浮世絵師、歌川国貞の描いた錦絵「伊賀越仇討之図」がでーんと掲げて……
続きは6月9日号の伊和新聞に掲載しています。 ※ご購読は名張市上八町1482 伊和新聞社 電話63局2355まで。定価月650円(郵送地区別途)、一部170円。

■小野バレエスタジオがあす発表会
名張市桔梗が丘1番町に本部教室を置く小野バレエスタジオ(代表=小野晴子さん)の発表会があす19日、松崎町のアドバンスコープADSホールで催される。幼児から一般までの生徒約50人がレッスンの成果を披露する。後援は名張文化協会と小野バレエスタジオ母の会。
プログラムは「オープニング」「小品集」「不思議の国のアリス」「バレエコンサート」など多彩なステージとなる。
ゲストダンサーはモンゴル出身のラグワスレン・オトゴンニャムさん(牧阿佐美バレエ団)、井上素志さん(平櫛バレエ姫路)、柄本武尊さん(フリー)。演出・振付、指導は小野晴子さんと亜子さん。指導助手は坂友生乃さん。 午後1時30分開場、2時開演。入場無料。問い合わせは同スタジオ(電話0595・65・0504)へ。