2007年
 

 

   2008年度 バックナンバー
1月に地蔵院で人形・こけし等の供養

名張市青蓮寺の地蔵院 青蓮寺で、家庭で不要になってしまった思い出がいっぱい詰まった人形やこけし、また自分の願いを託したお守りやお札などを供養し、お焚きあげする。
日時は、平成21年1月3日午前10時から受付。11時から法要・お焚きあげ。
場所は地蔵院青蓮寺。供養料は1000円、2品目以降は1品につき300円。
問い合わせは、地蔵院 青蓮寺 電話63-23191

 

まちに愛着を・・私たちの絵画展

百合が丘まちづくり委員会は、私たちの町を題材に絵画を募集、作品をパークシティーオークワの2階廊下で展示し、訪れた人の目を楽しませた。特に町の風景や人物などをリアルに描いた力作が来店者の目を引いた。
買い物で訪れた百合が丘の主婦は「子供の観察眼は鋭い。きれいな町にする心がけが大切だと思った。子供たちが、絵画制作を通じて、自分たちの町に愛着を感じるようになることはよいことです」と話していた。

 

学んだ科学・名張で実験ショー

身近なことで科学を学ぶ実験学習が22日、名張市教育会館ミナクルで開催され、多くの小学生や保護者が参加、科学の不思議を学んだ。青少年のための科学の祭典大会第10回三重大会(実行委員長・豊田長康三重大学学長)が県下の亀山、紀北、名張、三重大学で開催した学習体験。
理科の先生が出演し、会場では、掃除機を利用したホバークラフト(排気の力で浮上)、液体質素を利用したマイナス200度の世界、不思議なシャボン玉の世界、ミニロケットの製作、楽しいモーターつくりなど15の実験が行われ、子どもたちは、不思議な科学の体験と楽しい学習になった。

   

県道松青線全線開通へ

川上ダムの建設に伴う主要地方道(県道)松阪青山線の付け替え道路が17日開通、伊賀市種生の現地で供用開始式典が行われた。
開通式典は地元の博要地区と矢持地区の住民自治協議会が主催し、今岡市長や地元選出国会議員、県会議員、市議、ダム対策委員、区長らが出席した。
出席者は、「工事の完成を祝うと同時に、川上ダム着工について、4県知事の同意が得られことから、建設が進むことを期待する」と祝辞を述べた。

 

連日、セアカゴケグモ発見

名張市の希央台、鴻之台でセアカゴケグモが10月2日、発見され、名張市は7日にメス9匹、卵17個を確認し駆除した。このクモは毒性をもち、人畜に被害をもたらすとされているだけに、不安な住民も多い。
その後、名張市は10月20、21日、4車線の市道東町中川原線を国道交差点から洋服の青山まで除草、駆除作業を実施した。20日にはセアカゴケグモ29匹、卵46個を確認、21には、セアカゴケグモ8匹、卵13個を確認、殺虫剤で駆除した。
クモ駆除はさらに続き、22日には希央台、鴻之台でメス1匹、卵13個、23日、希央台、メス2匹、卵10個、28日、鴻之台1番町(麺八珍裏)でメス3匹、卵6個、中学校元用地入り口でメス1匹、卵1個を確認、駆除している。
名張市では「市販のゴキブリ退治用のスプレーで十分。生殖場所は、ひざより下の場所が多く、住宅地の下水のふたを取るときは、手袋を着用することが大切だ」と話している。

   

今年も逸品ぞろい・名張菊花展

名張菊友会(稲森康郎会長)主催の第47回名張菊花展は10日まで、市役所正面玄関(南玄関)外側で開催されている。今年の出品は43花壇、351鉢。

 


秀作157点展示・名張市老人会連合会作品展

名張市老人会連合会(竹森冨男会長)の趣味の作品展が27から29日、福祉センターふれあいで開催された。書、絵画、写真、手芸品、陶器など157点が出品され、趣味を超えた優秀な作品が多く見られた。
訪れた人たちは「油絵に立体感を出したような20号の『赤目滝』は、米を着色し、重ねて自然の地形を表現した沢野祐旺氏の作品と高齢者の作品。94歳の谷口志げのさんの書(額装)、93歳の藤原弘子さんの書(状幅)が達筆だった」と話してた。

   



サツマイモ掘りで大喜び

大きく育ったサツマイモを掘り当て、大喜びの子供たちー。名張市比奈知保育所(松岡美津子所長、151人)の年長組、年中組の児童75人が22日、サツマイモ掘りを楽しんだ。しゃもじで土を掘り、1キロ近くなった赤イモ「なると金時」を誇らしげに見せる児童も。
畑は下比奈知の松崎勉さんが、提供した約150平方rメートル。「畑の提供は無償で30年来続けている。今年は400本の苗を植えた。根づくまでは毎日水をやって管理した。大きくなるまでは草引きも必要だ。子供たちが収穫する喜びを感じ、自然や農作物とふれあいを楽しみにしている」と話している。

 



魅惑のショーに喝采

名張商工会議所女性会(豊岡千代子会長)は12日、名張産業振興センターアスピアで、ファッションショー「名張コレクション2008Autumn/Winter」を開催した。
今回のファッションショーは、ファッション関係者だけでなく、美容、音響、舞台、写真など、市内のさまざまな分野の事業者の協力を得て実現した。実行委員長として先頭に立った岡山啓子さんは、ショーを前に「女性会として、女性ならではを意識し、ファッションショーを企画した。各分野が、それぞれに完璧(かんぺき)を目指してくれたので、今日は何の心配もしていません」と。その言葉通り、本格的なショーが展開され、会場は、立ち見だけでなく、入りきれないほどの観客が訪れ大盛況。この成功に、岡山委員長は、「次はいつ?とか、またぜひ参加させてほしい、という声をいただいていますが、今回、スタッフだけで約90人。それもボランティアでやってもらっていることなどを考えても、継続させるのはとても大変なことなので…返事はできないのですが、これが名張の商業の活性化につながり、勢いになるといいなという思いでいます」と話した。

 



桔梗が丘公民館の改修工事が終了

今年3月から行われていた名張市の桔梗が丘公民館(桔梗が丘6)の改修工事がこのほど完成し同館では、10月を改修記念月間として、さまざまな記念行事を開催している。
5日は、その中でも最も大きなイベントである薬師寺の山田法胤副住職の講演「名張の里と白鳳文化」が行われ、講堂は約250人で満員となった。副住職のユーモアを交えた講義に、参加者は引き込まれていた。

 



ホームページを作ろう!2日間の講習で全国発信

名張市市民活動支援センターはホームページを作る講座を22:23日、名張市勤労者福祉会館(夏見)で開催する。
実際にパソコンを使って、2日間でホームページを開設し全国に発信ができ、市民活動団体や個人にとって新しい世界が広がる。講師はe―net細江真理子さん。
2日間とも参加で切る人で10人に限定で参加費2000円。申し込みは15日までに、名張市市民活動支援センター電63ー5325、FAX63―5326まで。

 


美旗でお月見コンサート

美旗まちづくり協議会(室谷芳彦会長)は11日、新田の馬塚公園で北中学校ウィンドアンサンブル、美旗小学校コーラスなどの出演でお月見コンサートを開催する。ほかに、美旗地区のこども能楽囃子教室、宮内庁雅楽部につながる名張雅楽の会の珍しい優雅な演奏やピップホップダンスが披露される。
5時から始まり、7時前に終了、参加者に月見団子がふるまわれる。駐車場は、JA駐車場や東部保育所職員駐車場があてられ、雨天の場合は御旗市民センターで開催する。

 

樽太鼓、完全復活へ!感謝込め10月5日やなせ宿でコンサート

2006年12月30日、名張市新町の愛宕神社で火災が発生。同神社を練習場所として活動を続けていた「愛宕樽(たる)太鼓保存会」(井上智晶会長)の太鼓、マイク設備などが全燃した事件があった。
あれから2年半。同保存会前会長の田中さんは、「正直、大きな打撃を受け、活動が下火になりかけた時期もあった」と話す。しかし、全て焼失してしまった報道を、本紙で知った市内外の多くの人々から寄付金や援助、温かい声援がおくられ、徐々に同保存会は活動を始めた。そして来月、太鼓など、完全復活を果たしたことへの感謝の気持ちを込めたコンサートを開く。
同会は、昭和51年から和太鼓の会として4人のメンバーで活動を始めた。当時は、7月24日の納涼花火大会で、愛宕の火祭りのオープニングを盛り上げていた。が、ある日、ラオスの樽太鼓を見て、刺激を受けた田中さんは、「インターネットで調べてみると、丹南に樽太鼓を見せてもらいに行った。地場産業と、名張の酒づくりとを合わせて考えたら、酒樽を叩くというのはいいんじゃないか…」と、振り返る。平成13年から、本格的に樽太鼓として活動を続け、現在、メンバーは18人。
 樽太鼓の評判は広まり、夏祭りだけでなく、各地のイベントや結婚式にも呼ばれ、多忙な日々を送った。田中さんと藤野さんは、「忙しくて、復興に手を貸してくれた人たちにお礼をする機会を逃していた。やっと今回、ここまで復興でき、これも皆様のお陰です」。そして「寄付や援助をしていただいた方々を招待してコンサートを行うことができる」と口をそろえた。コンサートは、10月5日(日)午後1時から4時、やなせ宿(新町)で。友情出演として、天正乱れ太鼓、民謡和泉会、もみじの家「樽太鼓」も参加する。

 

新しく6社8店舗が調印・10月1日からレジ袋有料化

名張市内に店舗がある中型スーパーとドラッグストアの6社8店舗が10月1日からレジ袋を有料化することになり8日、名張市役所で調印式を行った。
有料化店舗は、万代名張店(瀬古口)、ニューライフ名張店(つつじが丘)、キリン堂名張中央店(蔵持町原出)、同夏見橋店(夏見)、ジッブドラッグ名張店(蔵持町原出)、同桔梗が丘店(桔梗が丘7番町)、スギ薬局名張西店(瀬古口)、ドラッグモリヤマ名張店(蔵持町原出)。協定書には名張市と各社のほか、名張市マイバッグ持参運動推進市民会議、名張商工会議所などが署名し、名張市や県は支援する。すでに7月1日から4社の店舗がマイバッグ持参運動をはじめており、これによって、名張市内でレジ袋が有料化する店舗は10社15店舗になる。

   

「みえびぃ」名張へ、全国高校文化祭

来年7から8月に行われる「第全国高校総合文化祭三重大会」をPRするため、実行委員を務める上島咲紀さん(16、名張桔梗が丘高2年)とマスコットキャラクターの「みえびぃ」は8月21日、名張市長を表敬訪問した。
同祭りは全国の高校生約2万人が参加、生徒が実行委員になり、音楽、美術など24部門で活動を発表する名張市では文芸部門の文学散歩が行われ、文芸部の高校生が市内を散歩する。
上島さんは「三重県の文化力を発信する機会なので頑張りたい。応援をお願いします」と亀井市長、上島教育長に協力をを依頼した。

 

春を呼ぶ会・道しるべ設置

春を呼ぶ会(福本進治会長)はこのほど、奈良・東大寺二月堂のお水取りに使われる松明(たいまつ)を運ぶ道沿いに設置する道しるべ4本を市内の工務店で作った。道しるべは長さ1.8メートル、直径15センチの杉の丸太に「東大寺二月堂お水取り松明調進の道」と書かれた銅版が取り付けられたもので、30日には赤目一ノ井に2本設置、その後、残りは奈良県内に立てる予定。福本会長は「宇陀市室生区の上笠間で協力していただいている、笠間の御を思う会と一緒に道沿いに設置したい」と話している。

 

青蓮寺で平和の集い

太平洋戦争が終わって63年目の8月15日、名張市青蓮寺の地蔵院青蓮寺(耕野一仁住職)で平和の集いがあった。
耕野住職が命の尊さを語り、ユネスコ協会奥西勲会長が平和の鐘について話した後、津市のミュッジックベル ル・レーブ(青木恵津子代表)の5人が美しい音色で8曲を演奏。次いで、名張市の小林美智代さんが「平和の響き」を歌った。
平和を祈る黙祷(もくとう)後、ハト10羽が空高く放たれ、正午、境内の梵鐘(ぼんしょう)が平和の祈りを込めて63打、参加者一人ひとりによって打ち鳴らされた。また、夏見の福典寺、箕曲中村の福成就寺でも梵鐘が鳴らされた。
また、太平洋戦争終結の直前、昭和20年6月5日、青蓮寺一ノ谷に墜落したアメリカ空軍戦略爆撃機B?29の搭乗員の追悼が行われた。

 

平和人形に協力を-ミス三重の里帰り実現へ

第2次世界大戦前、日本とアメリカ間の草の根交流として米国に贈られた市松人形ミス三重を県内に里帰りさせようと設立された「答礼人形ミス三重の里帰りを実現する会」(竹林武一会長)は、友情と平和の精神をふりかえり、次代につなげようのスローガンの下、三重各地の商工会議所や企業、ロータリークラブなどに事業協力を呼びかけている。


「面白い」と好評の夏講座

名張市桔梗が丘在住で、本紙人気コーナー「善子がのぞく虫と花」でおなじみの近藤善子さんは6日、夏の講座を開いた。対象は、グループ研究部会の名張市内小学校理科部会に所属する教諭ら12人。昨年に引き続き2回目。
講座は名張小学校理科室内で行われた。近藤さんは、参加者にクサノオウ(ケシ科クサノオウ属)という植物と黒い綿棒を手渡し、種子観察から講義に入った。直径1lほどの大きさのクサノオウの種子には、付属物「エライオソーム」がついている。これは、オレイン酸などの脂肪酸、グルタミン酸などのアミノ酸、ショ糖などが豊富に含まれている柔らかい物質。このエライオソームに、アリが誘引され、あちこちへ運ぶ様子をみながら「触ってみてください。ネチッとした感じがしませんか」と近藤さん。「たんぽぽのように、ふさふさした毛に覆われて、繁殖するために飛んでいくものは有名だが、このエライオソームも種子が広範囲に移動するために備わった植物の機能の一つだ」と説明。「きれいなわけでもないし、今ひとつ目立たないが、植物の工夫を感じられる。アリに的を絞っているところも面白いと思いませんか」と。
 その後、参加者たちは「では、実際に見にいってみましょう。川岸はつる植物の宝庫です」という近藤さんに連れられ、名張川へ。「メモはしなくてもいいです。とにかく、自分の目で見て確かめてください」と、五感で感じるよう声をかけた。手で触り、匂いを嗅(か)ぐことを促され、参加者たちは、ヘクソカズラ(アカネ科ヘクソカズラ属)やクサギ(クマツヅラ科)の匂いに「うっ」。また、ヤブガラシ(ブドウ科ヤブガラシ属)のオレンジ色の蜜をなめてみた教諭は、「甘いな」、「いや、苦くない?」。その反応を見ながら、近藤さんは熱心に話を続けた。
参加者の一人、山本さん(つつじが丘小学校教諭)は、「伊和新聞を見たという人の勧めで、昨年から、近藤さんに講座をお願いしている。何を聞いても教えてくれて、面白い。ふだん見過ごしているようなことも気づかせてもらえる。校外学習など、子どもたちを外に連れて出る時に教えてあげたい」と話していた。

 

中央西土地に木造寺院建築

名張市中央西土地区画整理事業地内はさながら、`賃貸住宅用地aの様相だが、希央台4番町に木造の寺院が建築されているのをご存知だろうか。浄土真宗専称寺(元町、高野香洋住職)が建築しているもので、総ヒノキ造りの木造寺院が、伝統工法で建てられている。完成は平成21年暮れの予定。
同寺の高野住職は「現在の寺院は古い歴史のあるものだが、車の乗り入れが困難だ。最近、団地の宗徒も多くなり、交通の便利な場所に移転することにした」と話している。


留学生が市長訪問

日本語研修のため名張市にホームステーするデンマーク・コペンハーゲン商科大学生4人とオランダ・オランダ国立南大学生5人が23日、名張市長を表敬訪問した。
在日中、書道体験、華道、茶道体験のほか、27日には里山で楽しむ国際交流、29日の比奈知ダム見学、4日錦生小学校訪問、5日郵便局、警察署、消防署訪問、8日保育所1日体験など行事をこなす。

   

開通見通し立たず・香落渓トンネル

県道名張曽爾線で9日、約3トンの転石が山から落下、ガードレールを壊し、道路崖下に落ちる事故があり、その後も小さな落石があることから通行止めになっている。
現場は名張市中知山、曽爾街道の香落渓トンネルの曽爾側にある落石ガード用シェルターの場所で、シェルター後方の羅漢岩と呼ばれる断崖の浮石が防護ネットの上部から落下、シェルターを超えて道路に飛び出す事故が発生した。
三重県伊賀建設事務所では監視を続けているが、復旧の見通しはたっていない。現在、名張側では、曽爾街道香落橋まで通行が可能で、三重交通バスは同地点で折返し運転を行っている。
伊賀建設事務所では、「今後も落下しそうな石がある。防護フェンスより高いところにあり、防止策を根本的に見直す必要がある。前面復旧の目途は立っていない」と話している。

 

エコ通勤・ノー残業亀井市長も自転車登庁

北海道洞爺湖サミットの開催にちなみ、日本政府は7月7日をクールアースデーと位置づけ、地球温暖化防止に向け、各地で市民に環境意識の高揚をアピールをしている。
名張市では同日を「低炭素社会を考えて実践する日」と定め、職員の自家用自動車などでの通勤を自粛する取り組みを実施、公共交通機関の利用、乗り合わせ乗車、自転車、徒歩での通勤を職員に呼びかけた。参加報告があったのは423人、自家用車からエコに変えた職員は307人で、徒歩66人、自転車40人、公共交通95人、相乗り106人だった。これによるCO2削減量は665.9キログラムになった。
また、7日を「低酸素社会を考え実行する日」と定め、ライトダウン運動、エコノー残業デー、エコ通勤デーを実施。

 

名張RCが乱歩手帳を贈呈

 名張ロータリークラブ(三枝紀元会長)は26日、名張市役所の上島和久教育長を訪ね、「少年少女乱歩手帳」600冊を贈呈した。
 手帳は同クラブの新世代ローターアクト委員長(的場敏訓委員長)が、江戸川乱歩の孫に当たる東京都池袋在住の平井憲太郎氏が、45周年記念例会で講師として来市したのを機に、乱歩と名張について子供たちに、その生い立ちと作品を知ってもらいたいと企画したもの。A3サイズで、中央に切れ目が入ったミステリアスな両面カラーの印刷物。8等分すると手帳になり、的場委員長は「子供たちに考えながら、折って手帳にしてもらいたい」と話している。
 名張のまちの乱歩スポット地図や「ちょっと変わった小説を書いた」「明智小五郎はヒーローになった」という乱歩の作品紹介のほか、「その扉は江戸川乱歩の世界へ続いている」として関連作品も掲載、乱歩ファンには必見な作品に仕上がっている。
  問い合わせは名張ロータリークラブ、電話63局1338まで。

 

国の登録無形文化財に・名張市新町の川地写真館

名張市新町の川地写真館が、国の登録有形文化財(建造物)に登録されることになった。同建物は大正10年に建築された木造3階建ての洋風建物であり、登録有形文化財の名張市第1号になる。
川地写真館は明治10年、川地長七氏が丸之内の寿栄神社下で創業、2代目義郎が引き継ぎ、3代目川地覚が大正10年、新町の現在地に建築した。

 

タイマツ通じて懇談

伊賀路に春を告げる名張市赤目町一ノ井極楽寺の「松明調進行事」に協力している春を呼ぶ会(福本進治会長)は16日、名張市内の酒蔵を利用した松明懇談会を開いた。参加したのは、名張青年会議所OBや奈良・東大寺の筒井執事長ら3人と笠間の郷を思う会(松岡克己会長)、伊賀一ノ井松明講、名張市関係者ら約50人。
 あいさつに立った筒井さんは「一ノ井のタイマツは東大寺の行事には欠かせないもの。ありがたく思っています」。福本会長は「こうして毎年、関係者が集まって交流を深められるのも皆さんの協力のおかげ」とあいさつした。笠間の郷を思う会と親交が深い音楽の森ふれあい館の荒井敦子館長も参加し、お水取りをたたえ、自作の声明を披露した。
会場では松明調進行事のビデオも流され、懇親を深めた。

   

平成の名水百選に三重県で赤目滝が認定

環境省は北海道洞爺湖サミットにちなみ、水環境保全を一層推進させるため「平成の名水百選」を設定、その中で名張市の赤目四十八滝が三重県で唯一選ばれた。認定書交付式は25日、東京都江東区の清澄庭園「大正記念館」で行われる。

 

「日本手ぬぐい」いかが

NPO法人「地域と自然」(理事長・中西崇雄)が、オリジナル三尺手ぬぐいを制作・販売している。
最近の一般家庭では、日常生活で日本手ぬぐいを使用する機会が減ってきているが、粗い平織りでできている日本手ぬぐいには、タオルやハンカチにはないような利点があり見直されている。
 また、手ぬぐいには、「忍者手拭帳」という解説書が同封され、中には、さまざまな手ぬぐいの使い方や、デザインの解説が、日本語と英語の両方で記載されている。既に、残り少ない色も。価格は1260円(税込み)。市内では、かわせみ(赤目四十八滝)、大屋戸製菓(瀬古口)、はなびし庵(中町)、または、「地域と自然」のネットショップで購入可。

   

「善子がのぞく 虫と花」が単行本になって登場

伊和新聞に好評連載中のコーナー「善子がのぞく 虫と花」が単行本化されました。
連載第1回?第120回の中から、78種89話を選び、1部カラー284ページ、手に取っていただきやすいB6版サイズです。1冊1,000円(税込)。
ご購入・お問い合わせは伊和新聞社までご連絡下さい。

 

警察、消防合同で緊急想定し訓練

赤目四十八滝での遭難、緊急の場合を想定して25日、警察、消防の登山、通信合同訓練が行われた。
参加したのは名張警察署15人、名張市消防本部8人、中部管区警察局三重県情報通信部機動通信課5人、名張消防団赤目分団6人の合計34人。一行は登山ルート及び危険か所の把握、負傷者応急救護訓練、無線機及び携帯電話の通話試験訓練を行った。

   

伊賀市忍者議会・くの一装束も登場

伊賀市議会は25日、臨時議会を開催、議員や答弁側の市長、職員も全て忍者装束で出席した。男性は黒装束、くの一はカラーの装束で臨んだ。
森岡新議長が初めて務める議会で、やや緊張の面持ちで開会を宣言。
議案は第78号・上野文化ホールに関する条例を一部廃止する条例案。第79号・伊賀市スポーツ振興審議会に関する条例を一部改正する条例案が上程され可決された。

   

責任担う29人・名張市消防団が入団式

名張市消防団入団式が6日、武道交流館いきいきで行われた。
全国的に、消防団入団者の減少が問題視されている中、名張市の今年度の入団者は、市街地2人、蔵持1人、薦原1人、比奈知5人、錦生8人、赤目4人、箕曲7人、国津1人の合計29人。
新入団員を代表して錦生分団員、坂口敏明さんは、「さまざまな災害から、市民の生命、身体、財産を守る重要な使命を、先輩がたのご指導のもと訓練を重ねて、いかなる困難にも立ち向かう所存です」とあいさつした。
また、消防操法大会出場の結団式も行われた。同大会は、消防団員の技術の向上と士気の高揚を図るため、各消防団が、いかに早く、かつ正確にポンプの放水を行うかを競うもの。名張市消防団は、平成8年度に小型ポンプの部で、県大会に優勝し全国大会に進んだ実績を持つ。今年は、7月に行われる大会に向け、週3回計48回の訓練が予定されている。

   

多彩な桜宴満喫!

第13回目の「名張桜まつり」(名張桜まつり実行協議会主催)は5日、名張市総合体育館周辺で、盛大に開催された。今年は、「桜宴(おうえん)」を、サブタイトルに、飲食などの模擬店、フリーマーケット、特設ステージでの舞台発表など見どころが豊富。
当日は、快晴。気温は約20度のポカポカ陽気に恵まれた。桜は8分咲き程度で見ごろの絶好の行楽日和。体育館周辺道路には、半袖姿の見物客も見られ、弁当を広げたり、短冊を見たりと思い思いに楽しんでいた。
なお、桜まつりは13日まで。

 

図書館で筑峰水墨画展

名張市立図書館では、来館者に展示を楽しんでもらうため、筑峰水墨画研究所の作品展を25日まで開催している。 作品提供は、筑峰水墨画研究会=連絡先、金子諭(電話63-8109)、中峰昭博(電話61-1719)

 

さようなら長瀬小学校。83年間ありがとう

 少子化の影響と過疎化が進み、児童が9人になった名張市立長瀬小学校は24日、「83年間ありがとう」という看板が立てられた校舎で、地区民や卒業生、来賓ら約300人が出席する中、閉校式を行った。在校生は、地元の要望で統合される比奈知小学校へ通学する。

 

お茶会や展示〜比奈知地区文化祭

 比奈知地区文化祭は、地域住民の交流を深め、人権の尊重と郷土意識の高揚をめざして8、9日、比奈知公民館、比奈知文化センター、比奈知小グランドで開催された。
  展示会には、書道、絵画、生花など多種多数の力作が展示された。お茶会=写真=、グランドゴルフ、ゲートボール大会、人権啓発の集いが行われ、参加者には、つきたて餅やぜんざいが振る舞われた。

 

百合小3年児童が平和学習・青蓮寺で戦争体験談

  名張市の百合が丘小学校3年生児童が10日、地蔵院青蓮寺(河野一仁住職)で戦争と平和について学んだ。
 河野住職は、「63年前の戦争では、名張市にも空襲があり、蔵持小学校のピアノが被弾した。青蓮寺にB‐29が墜落し、多くの兵士が犠牲となり、現在、墜落地点に戦争の傷跡がある。墜落地点には、追悼碑と墓碑が建てられている。B‐29から落下傘で脱出、捕虜となった兵士は処刑された。処刑を命じた東部軍指令官、岡田資中将は戦争犯罪人として東京裁判で裁かれた」と悲壮な出来事を話し、子供たちはメモを取りながら聞き入っていた。この史実は、映画「明日への遺言」として映画化され、藤田まことが主演、3月2日封切られ、感動の実話だと反響を呼んでいる。地蔵院青蓮寺での学習は映画の公開を記念して催された。


新入生にランドセルカバー。名張LCが贈呈

 名張ライオンズクラブ(河野会長)は4日、市役所に亀井市長を訪ね、市内の17の学校に新入生用の黄色ランドセルカバーを贈った。同クラブでは毎年新入生にカバーを贈呈、児童の安全登下校に寄与している。

 

改修工事3月修了、やなせ宿としてオープン

 名張地区旧市街地で市民、各種団体、市らが協働で進める「まちなか再生事業」の拠点施設として進めて修理改築をしていた新町の旧細川邸が3月に完成。これを受け、「やなせ宿」として名張地区を訪れる人や市民との交流をはかる施設として、おもてなしと交流、集客の拠点を目指し20年度オープンを目指す。企画運営は、まちなか運営協議会が行い、名張市は早期に指定管理者制度の導入を図る。施設は一般に開放し、諸会合や休息所としての利用が可能。

 

図書寄付に感謝状

 昭和44年7月に開館した名張市立図書館(旧館)の設立に尽力し、開館後も図書をおくり続けている小山勝美さん(79、栄町)に対し名張市教育委員会は14日、感謝状を贈呈した。
  小山さんは「名張小学校、中学校には、学生用の図書を60年間贈っている。小学校2年生から家庭の事情で新聞配達を始め、健康で働けたので、恵まれない子どもたちに読書をしてもらうため贈り続けている」と語った。

   

にぎわいみせた「えべっさん」

 小雪がちらつく。立春が過ぎたというのに、それは暦の話。伊賀地方はいまが厳冬のピーク。そういえば、「八日えびす」で親しまれている、名張市鍛冶町の「えべっさん」は、毎年雪が降り、寒い記憶が強い。吉兆(けっきょ)を手に家路に向かう参拝客も、地域格差からくる不況気で、足どりは重そうだ。それだけに商売繁盛を求めて平日だというのに境内周辺は人出あふれていた。
 ハマグリ入り粕汁の無料サービスは有りがたいと評判だ。約1.5bの大ナベには約800食が用意されたがみるみるうちに空っぽ。ご賞味にあがりたがったが、とき遅し。中身はすっかり売り切れ。アー残念―。

 

名張市内小中学校にAED配置

 名張市教育委員会は1月23日、市内の8小学校、5中学校に救命用のAED(自動体外式除細動器)を配置、関係校の担当者を招き、メーカーによる使用説明会を行った。
 AEDは心肺が停止した患者に電気ショックを与え蘇生(そせい)させる機器で、現在、消防、医療センター、市役所、公民館に置かれている。
  今回は名張、美旗、桔梗が丘、桔梗が丘東、つつじが丘、すずらん台、梅が丘、百合が丘小学校と名張、赤目、桔梗が丘、北、南中学校に配置。20年度には残余の全学校に配置する予定。

 

900人が出席〜名張市で成人式

 名張市の成人式は1月13日、夏見の名張市総合体育館で行われ、約900人の新しい成人が出席した。久しぶりの再会を喜び、ざわめきが漂う会場では、オープニングに天正乱れ太鼓が打ち鳴らされ、式が始まった。
  亀井市長のあいさつに続いて、5人の新成人が壇上に上がり、それぞれ新成人としての決意を述べた。終了後は、フリータイムとなり、友人との歓談を楽しんでいた。

   

図書館で化石展〜名張で見つかった400年前の化石など

 名張で見つかった400万年前の植物化石や伊賀地方北部で見つかった400年前のゾウやワニの化石のレプリカ。三重で見つかった恐竜の化石などを市立図書館で展示している。
  2月3日まで開催。