▼ひと【NO.5】
ボランティア団体在任、岡田かる子さん
■コツは「楽しくやること」
夫婦のライフワークはボランティア

 「セカンドライフに生きがいを見つけたい」と誰もが思うもの。名張市富貴ヶ丘5番町の岡田かる子さんは単なる生きがいを越えた毎日である。36のボランティア団体が加盟する市ボランティア協会長を11年間勤め上げ、4月後任の山崎氏にバトンタッチ。少しは暇ができたのかと思いきや、老人給食あいーあい会長、名張市老人クラブ連合会副会長、事務局長、NPO法人生きがいクラブ事務局長、名張をおもう女性の会会長など、たくさんの団体に関係し多忙中。
 「老人給食あいーあい」は11年会長在任。事務局長をつとめるNPO法人いきがいクラブは、ご主人が発起人で会長、現在
会員は400人。補助金など公費は一切使わず、事務所と生き生きサロンをもつ名張で一番大きな団体だ。
 「主人と二人で今日の発展に尽力してきました。ボランティアというのは、無償で奉仕する人の集りであり、会そのものの維持は無論、多くの人を引っ張っていくのは、大変なことです」。人徳があり、行動力がないと難しい。
 そのコツは「楽しくやること」。仕事は率先して行う。能力のある人は才能を引き出させてやることが大切、と。
 ボランティアは名張市に住みかけてから。当時、ボランティアと名の付く個人や団体は少なく、いわば大阪市中央区生まれのこの人が名張の先駆者。きっかけは東京在住時、宮城まり子さんのネムノキ学園でボランティアをしたのが始まり。北海道出身のご主人と結婚してから大阪、東京、静岡、大阪と保険会社勤務でいろんな土地に住んだことにより、いろんな体験知識を得た。
 名張市を愛し、ボランティアに生きがいを見だした。最後に「夫婦のライフワークはボランティアです」。
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