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2019年度 バックナンバー


4月20日(土)付

議員定数22を可決

文化財指定に猛反発

伊賀市議会は4月15日開いた臨時議会で、現在24の議員定数を2議席減らし、22とする条例改正案を賛成多数で可決した。各議員から意見を集めた22日の全員協議会では、定数22とする削減案が過半数を占めており、今回の可決により、同案は即日施行されることになる。

伊賀市議会は4月12日、全員協議会を開き、市教育委員会が旧庁舎を文化財指定にしたことについての報告と、その経緯について説明した。出席議員からは旧南庁舎の解体決議があることから、さまざまな意見が出された。教育委員会が市長と市議会の間で今後の方向が合意していない市庁舎を文化財に指定する説明に強い反発が相次いだ。

4月13日(土)付

恒例の座談会・県議選回顧

5期ぶり悪化傾向

4月7日に投開票された三重県議会議員選挙(定数51)は自民党が公認、推薦した候補者は23人が当選を果たし、公明党の2人などを合わせると県議会は保守主導の体制が固まったといえる。伊賀地域では16年ぶり3つ巴の選挙戦となったが、名張市選挙区は元職の北川裕之氏(無所属、60)と現職の中森博文氏(自民現、65)が当選。両氏はそれぞれ5度目の喜びをかみしめた。伊賀市は自民2、非自民2が激突=B森野真治氏(無所属、49)と稲森稔尚氏(諸現、35)、木津直樹氏(自民現、59)の3人が美酒に酔いしれた。念願だった自民の2議席確保には至らなかった。9日間戦い抜いた各陣営の選挙戦を恒例の記者座談会として回顧した。

名張市商工会議所(川口佳秀会頭)はこのほど、平成30年度下期の名張地区の小規模企業景気動向調査の結果を発表した。景気の現状について、「良い・やや良い」が29.3l(前期33.3l)、「やや悪い・悪い」が29.3l(前期29.4l)となった。DI値は0.0(前期3.9)となり、前期調査時に比べ3.9ポイント悪化、景気は5期ぶりに悪化傾向の結果となった。

4月9日(火)付

16年ぶりの選挙戦も体制変わらず

かけひき続く市長と伊賀市議会

春の統一地方選挙は4月7日、三重県知事選と県議選があり、伊賀地域では即日開票が行われた。知事選は無所属で現職の鈴木英敬氏(44)=自民、公明推薦=が、大半の予想通り、無所属で新人の鈴木加奈子氏(79)=共産推薦=を破り、3選を果たした。一方、県議選は午後11時ごろにはほぼ当確が決まり、各選挙事務所では深夜にかけ、バンザイコールが鳴り響いた。

伊賀市の岡本栄市長は旧南庁舎関連予算を巡り、市議会と軋轢(あつれき)が生じている。3月22日の最終日にあたる本会議では、平成31年度の一般会計当初予算案と補正予算案が賛成多数で可決されたものの、同予算には12日に否決された旧南庁舎関連費は削除されていた。にぎわい創生≠ニして岡本市長が提案した旧南庁舎を活用した複合施設の関連予算の執行は、今回も遠のくばかりとなり、市民から早期解決の声が日増しに高まっている。

4月1日(月)付

伊賀、名張選挙区とも少数激戦の9日間

キャンプ場の魅力を・地域づくりと協定調印

知事選に次ぐ県議会議員選挙が29日告示された。三重県議選の名張市選挙区(定数2)は予想通り元職の北川裕之氏(60、無所属)と中森博文氏(65、自民)、森口あゆみ氏(53、維新)の3人が受け付け開始と同時に立候補を届け出、16年ぶりの選挙戦に突入した。一方、伊賀市選挙区も同定数3に対し川野伸也氏(42、自民)と元職の森野真治氏(49、無所属)、木津直樹氏(59、自民)、稲森稔尚氏(35、無所属)の4人が立候補を届け、定数3に対し1人が涙をのむ戦いがスタートした。各候補者は選挙にカーに同乗し、一斉に桜の開花がみられた街頭へと繰り出した。7日午前8時から伊賀市は99か所、名張市33か所で投票が行われ、ゆめが丘のゆめドームうえの(伊賀市)と夏見のHOS名張アリーナ(名張市)で開票され、同11時ごろには新県議が誕生する。

名張市は赤目四十八滝キャンプ場の管理運営を地元の民間団体に委託し、民営化する方針をかため、今月設立した赤目まちづくり委員会の「一般社団法人滝川YORIAI(よりあい)」と26日、亀井利克市長、亀本和丈会長ら出席の下、管理・運営及び観光地域づくり協定を結んだ。住民らが中心になってキャンプ場を通じて赤目の魅力を発信し、地域活性化の拠点にするのが狙い。4月1日には新体制によるオープニングセレモニーを行う。

3月25日(月)付

舌戦 公開討論会

文化庁が表彰

第19回統一地方選挙が21日、告示された。幕開けとなる三重県知事選挙には無所属新人で元玉城町議の鈴木加奈子氏(共産推薦)と3選をめざす無所属で現職の鈴木英敬氏(自民、公明、新政みえ推薦)が立候補。それぞれが4月7日の投開票に向け連日熱い戦いを繰り広げている。一方、県議会選挙は29日告示される。伊賀市では定数3に4人、名張市では16年ぶりの選挙戦となり、定数2に3人が挑む戦いとなる。そんな中、県議選を控え、伊賀市と名張市の青年会議所(JC)は低迷する投票率に歯止めをかけようと、前回に引き続き公開討論会を開いた。

上野天神祭のダンジリ行事がユネスコ無形文化遺産に登録されたことで、上野文化美術保存会の八尾光佑会長(82)が文化庁長官表彰状をうけ、市役所で19日、伊賀市の岡本栄市長と笹原秀夫教育長に喜びを報告した。長年にわたり、全国の山鉾(やまほこ)屋台行事の保存伝承に尽力し、国の文化財保護に多大の貢献と功績が認められた。

3月16日(土)付

増加する名張市の世帯数

災害時相互応援協定締結

人口減少問題が叫ばれて久しい日本。その減少ペースに歯止めをかけるには至ってはいない現状が続いているが、地方都市にとっては死活問題といえる。名張市の舵取りを託された亀井利克市長は、ことあるごとに人口問題をとりあげ「平成12年のピークから減少してきた名張市の人口だが、伊賀市や周辺の町村から転入する人が増え、世帯が増えている。名張の子育てと教育に期待してのものだ」と、その成果を強調している。では、世帯数は増えたのか、人口動態と年齢階層別の転入・転出者推移と合わせて調べた。

伊賀市社会福祉法人連絡会は3月3日、伊賀市ゆめが丘のゆめぽりすセンターで地震などの自然災害や火災で被害を受けた場合、迅速に助けあう災害時相互支援協定を締結し調印式を行った。

3月9日(土)付

「5パーセント削減は当然」

長寿企業47社を表彰

名張市議会は3月1日、議員報酬を4月から2年間、5パーセント削減する条例案を議員提案で上程し、全会一致で可決した。名張市は財源不足から固定資産税に上乗せする都市振興税を28年度から5年間徴収している。これに伴い、これまで議員報酬も5パーセント削減していたが、4月の改選で白紙に戻ったため、今回改めて福田博行議員、吉住美智子議員が提案した。賛否の意見があったようだが、民間から都市振興税を徴収している間はやむを得ないとの意見が強く、今回の提案に踏み切った。

名張市で100年以上事業が続く企業努力を讃(たた)えた名張商工会議所主催の長寿企業セレモニーイベントが2日、南町の産業振興センター・アスピアで開催された。創立60周年事業の一環で、47社の代表者らが出席した。継続企業の事業活動を支援し、地域の活力を向上させるのが狙い。

3月2日(土)付

史跡公園化実現へ

日本遺産シンポジウム in 甲賀

伊賀市北部に立地する史跡伊賀国庁跡。国庁は古代伊賀国の役所跡で、奈良時代から平安時代にかけ、朝廷は全国に国司を派遣、国庁を置き統治をした。そんな国庁跡を史跡公園にする計画が進んでいる。伊賀市教育委員会によると、公園化への設計案がこのほどまとまり、国庁の正殿、前殿、脇殿などの建物の位置が分かる史跡公園を造る計画だという。「近い将来は遠い時代を想(おも)いにふけりながら散策ができる」と期待が寄せられている。

日本遺産シンポジウム(忍びの里伊賀甲賀忍者協議会、甲賀市、伊賀市など主催)が2月23日、甲賀市甲南町の甲南情報交流センター「忍の里プララ」であり、「伊賀者・甲賀者考」で知られる三重大学の藤田達生教授や「忍びの日」や「村上海賊の娘」で有名な小説家・和田竜平氏らが家康決死の逃避行について熱く語った。「忍びの国」と「神君伊賀(甲賀)越え」にスポットが当てられたシンポジウムは「徳川家康が本能寺の変を堺で知り、急きょ、堺から河内、近江、伊賀を抜けて岡崎に帰れたのは、甲賀と伊賀の忍者が陰で支えたからだ」という歴史物語に関した議論が展開された。

2月23日(土)付

南庁舎改修費盛込む

新桔中に5億6千万

伊賀市は2月19日、平成31年度一般会計当初予算を発表した。一般会計は前年度に比べ6億6千万円少ない446億7446万円、1.5パーセント減となる。26日開会の3月議会に提案する。四十九町での新庁舎工事完了などで、31年度予算には閉庁した旧庁舎(南庁舎)改修関連費9189万円も含んでいる。同費用は昨年9月議会に提案、否決された予算案とほぼ同額。

名張市は2月22日、ハード、ソフト面を含めた中学校の大規模改良事業をはじめとした平成31年度の新規事業を発表した。特に旧県立桔梗丘高校を活用した(仮称)新桔梗が丘中学校開校のための改修事業は、学校施設環境改善交付金や起債、一般会計合わせ5億6926万円を盛り込んだ。このほか、地域生活支援として自地域へ移設のための安心生活支援事業、起業やその事務所開設などの支援事業、忍者ツーリズム創造事業、未来へつなぐ学びを目的としたコミュニティスクール事業、ふるさと学習を進めるふるさとなばり推進プロジェクト事業の5つのソフト事業をあげている。

2月16日(土)付

最高裁で逆転判決

各地でタウンミーティング

名張市議会の柏元三議員(75)が行政視察を欠席したことにより、市議会から不当な厳重注意を受け、名誉を傷つけられたとして、市に500万円の賠償を求めた裁判で、最高裁判所は「議会の内部規律の問題にとどまる限り、議会の自律的な判断に委ねるのが適当である」として、2審判決を破棄し、柏議員の訴えを退ける逆転判決を下した。

伊賀市は2月13日、ハイトピア伊賀で旧市町単位で住民自治協などを対象に当面のまちづくりについて意見交換を行うタウンミーティングを実施した。主なテーマは新市建設計画の変更、キラッと輝け地域応援補助金、庁舎移転後の市街地のにぎわい。1月28日の青山町から7回を計画している。

2月9日(土)付

最高裁判決確定へ

「忍者市駅」で観光PR

視察旅行を巡り名誉毀損を受けたとして、名張市(名張市議会)に慰謝料を求めた柏元三議員(無会派、2期、74)の最高裁判決が2月14日、名古屋最高裁で確定する。1審の津地裁は柏議員の申し立てを棄却、2審の名古屋高裁では柏議員が勝訴し、名張市は同議員に50万円の慰謝料を支払うべしとの判決が下された。名張市議会はこれを不服として最高裁へ上告、その結審が来週出されることになる。判決を待つ柏議員は勝訴を信じているようだが、「判決が出るまでは何ともいえない」と予断を許さない。名張市は同日午後5時から市庁舎で判決内容と今後の対応について説明する。

忍者市宣言2周年目を迎えた伊賀市は2月22日から伊賀鉄道上野市駅(上野丸之内)に「忍者市駅」とする表示板を掲げ、伊賀忍者の古里として広くPRをする。伊賀線にも「忍者線」と愛称をつけ、当日には忍者都市宣言記念列車を臨時運行する。乗車賃は3000円で、乗車は予約制。4日から受け付けており、定員は30人、15日正午締め切る。

2月2日(土)付

先人達の知恵で矢川井堰

伊賀市議員有志・にぎわい考え議員連盟

通称、熊岩隧道(すいどう)。明治初期、名張市の矢川住民らの協力で完成した農業用水トンネル矢川隧道は、別名熊岩隧道とも呼ばれ、その完成を讃える記念碑が矢川の踏切(近鉄大阪線)の脇に大きな石碑として残っている。隧道は第2次世界大戦前の呼び名で、現在のトンネルと同じ意。古い建設物には、トンネルの名に隧道とされていることがあり、これは、その名残。今も静かに佇(たたず)むこの水道碑にまつわる苦労話を、地元矢川の山村凖さん(85)から話を聞いた。

伊賀市の南庁舎の利活用を巡り、伊賀市議会の有志議員13人が伊賀市のにぎわいを考える議員連盟を立ち上げハイトピア伊賀で1月24日、設立総会を開いた。市が示した旧庁舎の整備計画に反対している市議が招集したもので、会の目的を「市街地の活性化と周辺地域の連携で伊賀市のにぎわいの実現をめざし、市内全体の観光連携、誘客機能の強化を目指す」としている。

1月26日(土)付

いつまで続く泥試合

名張市と伊賀生コン協組が締結

伊賀市の岡本栄市長と市議会の旧庁舎を巡る対立が収まりをみせない。市庁舎移転後の旧庁舎(南庁舎)を保存して集客交流施設を造りたいと考える岡本市長と、旧庁舎は解体して目的に合わせ新築すべきだと考える市議会の争いが要因だとみられる。対立の極みが昨年12月議会、市長に対する不信任案上程となった。採決の結果、特別議決案であったことから、4分の3以上の賛成が必要なため、可決には至らなかったが、実質的には過半数の議員が不信任に投じた。そんな中、経済界からも新年祝賀会で懸念の声が出始めた。いつまでも続く泥試合、解決の道はあるのか、考えた。

名張市は1月21日、伊賀生コンクリート協同組合と災害時に必要な用水を確保する協定を締結した。直下型地震などによる水道断水や、消火栓の配置が不十分な山間部に対応する。さらに広範囲な山林火災など、水源の確保が難しい場合を想定している。さらにコンクリートミキサー車のタンク内を洗浄した後、水を汲み入れ、火災現場付近に消防が設置する水槽などの消火用水として、用水確保を目的としている。

1月19日(土)付

小中一貫校構想撤回

地域共生社会語る

名張市教育委員会は1月15日、市議会全員協議会で県立名張桔梗丘高校跡地に蔵持、桔梗が丘地区の小学校卒業生が通う中学校を開設すると発表した。来年度までの小中学校の統廃合と校区再編計画の修正を示したもので、対象は蔵持、桔梗が丘、桔梗が丘南、桔梗が丘東小学校の4つの小学校卒業生。小中一貫校「(仮称)桔梗学園計画」を撤回し、来年4月には「(仮称)新桔梗が丘中学校」を開校する。これにより、蔵持、桔梗が丘地区の中学生は一つの学校に通学することになった。

三重県の鈴木英敬知事と亀井利克名張市長の「1対1の対談」が1月16日、名張市武道交流館いきいきで開かれた。「地域共生社会の創造」と題して意見交換が行われ、約200人の市民らが聴き入った。対談は8回目。今回は「2040年を見据えて〜地域共生社会の創造〜」がテーマで、広域行政のあり方や地域活動を通じての健康づくりなどについて話し合った。

1月12日(土)付

子育て教育充実へ

岡本市長不信任案否決

名張市の亀井利克市長と川合滋市議会議長は1月8日、市庁舎で新春記者会見を行い、今年の課題や施策について語った。亀井市長は名張市が今年、市政施行65周年を迎えることから、「これまでの成果が実を結ぶ1年にしたい」と抱負を述べ、子育て支援や教育環境の充実など、地域共生社会に向けた名張市の政策を説明した。

伊賀市議会は12月定例会最終日の25日、南庁舎整備予算案に反対する議員から出された岡本栄市長に対する不信任決議案を否決した。「市長の市政運営について独善的で議会軽視だ」などとした不信任案だが、可決には出席議員の4分の3以上の賛成が必要なため、賛成不足で可決に到らなかった。

1月1日(祝)付

県議選・吹き荒れるか春一番

市長・市議選同日執行か

「ペンは剣よりも強し」。これは、武力より文通を通じて表現される思想や、文学の力の方がもっと強いパワーと効果を発揮するという、もはやすり切れそうに古ぼけたことわざである。同じパターンの名文に「投票は弾丸より強い」がある。その読み人は、第16代の米国大統領、リンカーンというのも有名。「人民の人民による、人民のための政治」こそ民主主義の真髄だと宣言し、対英国戦争を勝利に結びつけた、あのリンカーンである。さて、新しい年が明け、名張市民にとっては、目下の最大関心事は4年ぶりに実施される第17回名張市長選挙。すでに立候補の名乗りをあげているのは森脇和コ氏(44、桜ヶ丘)一人。現職の亀井利克市長は恒例の後援会の「新春の集い」で、自身の出馬を表明するとみられる。さらに非自民系からの立候補の動きもあり、近々出馬に踏み切る予定だ。

2018年、平成30年。新しい年が明けた。今年の名張市は選挙ムード一色に染まる。市長選挙は4月8日告示、15日投開票。真夏の8月は市議会選挙があり、4年に1度、市民の審判が下される。昨年10月、市議会役員改選で、福田博行氏(清風ク、66)が議長選に市長・市議会同日選挙を公約にあげ、3度目の議長に就任した。あれから3か月。公約実現へ話が進んでいるのか。一方の現市長に新人が挑むであろう市長選は、水面下で活発な動きをみせており、2人目、3人目の候補者の出現も「時間の問題だ」とされる。果たして同日選挙は間に合うのか、それとも・・・。